スペインはアントニオ・ガウディの作品群を始め、たくさんの芸術的な建築物が多くあることだけでなく、ローマ時代の遺跡など、数々の世界遺産を持つ国であり、世界中からたくさんの観光客が訪れています。ヨーロッパの中では気候も年間を通して比較的暖かいため、旅行をするシーズンを選ばず、1年中観光を楽しめる国であることや、日本からの直行便のフライトも飛んでいることから、日本人の旅行者もどんどん増えています。

今回はスペインにある全45ヶ所の世界遺産のうち、特に人気があり訪れていただきたい世界遺産を7つ紹介させていただきます。

サグラダ・ファミリア


まず最初にご紹介するのは、バルセロナだけでなくスペインを代表する世界遺産サグラダ・ファミリア。正確にいうとサグラダ・ファミリアだけではなく、サグラダ・ファミリアを設計した建築家であるアントニオ・ガウディが手がけた7つの作品が「アントニオ・ガウディの作品群」として世界遺産に登録されています。

アントニオ・ガウディの建築群の中でも最も有名なサグラダ・ファミリアは1882年に着工した大聖堂で、今もなお建築中という世界遺産です。サグラダ・ファミリアには2つのファサードがたっており、1つを「受難のファサード」、もう1つを「生誕のファサード」と名付けられています。生誕のファサードは1894年に着工されたもので、希望と喜びを表しています。門にはたくさんの天使の姿を見ることができます。受難のファサードは1986年に着工されました。こちらは生誕のファサードと雰囲気がまったくことなり、キリストの受刑、死、復活をテーマにしています。

サグラダ・ファミリアの内部は非常に美しいステンドグラスに囲まれており、太陽の光が差し込むと、カラフルな色が壁に映り込み、大変素晴らしい景色を目にすることができます。大きな樹木に囲まれたような雰囲気があり、大きくて荘厳な建築物ではありますが、どこか落ち着いた気持ちになれる、とても不思議な場所です。

アルハンブラ宮殿


続いてご紹介するのは、アンダルシア地方にあるグラナダのアルハンブラ宮殿です。現在ではキリスト教が多いスペインですが、アンダルシア地方は8世紀からおよそ800年にかけてイスラム教徒が支配してきました。特にグラナダはスペイン最後のイスラム王朝である「ナスル王朝」の首都であったことから、アルハンブラ宮殿にはイスラム色の強いデザインが施された建築をたくさん見ることができます。

職人が細部にまでこだわりを持って建てられたアルハンブラ宮殿は、柱や壁、全てが美しく精巧に作られており「魔法を使って建てられた」とも言われるほどです。

宮殿内部には多数の庭園があり、噴水や花が咲く光景と建物が素晴らしい光景を作り上げています。豪華さと華やかさ、美しさなど、様々な言葉で形容しても足らないほどの素晴らしい建築物ですので、ぜひスペインを訪れた際には足を運んでみてください。

バルセロナからグラナダへはレンフェ(Renfe)に乗車しおよそ6時間30分ほどで到着できます。

コルドバ歴史地区


先ほど紹介したグラナダから北にあるコルドバ、こちらもコルドバ歴史地区として世界遺産に登録されています。コルドバは「西の宝石」と呼ばれる美しい小さな街で、キリスト教、イスタム教、ユダヤ教が反映した歴史を感じることができます。

最も有名な建物はメスキータです。メスキータはイスラム教のモスクを意味しており、コルドバのメスキータはトルコのイスタンブールにあるブルーモスクに次ぐ、世界で二番目に大きなものです。

シナゴーグと呼ばれるユダヤ人街にあるユダヤ教のお寺もあり、こちらの保存状態が非常に素晴らしいことから、多くの観光客が訪れています。

古都トレド

次にご紹介する都市はスペインの古都トレドです。「もしスペインに1日しか滞在しないなら、迷わずトレドへいけ」という格言があるほど大変魅力が詰まった街です。

トレドの街並みは世界遺産となっており、旧市街をはじめ街全体がとても美しいことが有名です。中でも「サンタ・マリア・デ・トレド大聖堂」の美しさは圧巻です。スペインカトリックの総本山でもあるサンタ・マリア・デ・トレド大聖堂はゴシック様式の大聖堂であり、内部は大理石の床やステンドグラスがとても素晴らしいです。

また、トレドを訪れるのであれば必ず展望台へ行きましょう。トレドにはいくつか展望台がありますが、時間がなければ「ミラドール・デル・バジェ」だけで構いません。 川に囲まれたトレドの旧市街を見ることができ、その光景はまるで空に浮かんだ空中都市を彷彿とさせるようです。

トレドマドリードから非常に近く、レンフェ(Renfe)に乗車してたった30分ほどで到着することができるため、大変人気の路線となっています。

歴史的城塞都市クエンカ

クエンカはマドリードからレンフェ(Renfe)に乗車しおよそ1時間で到着する岩山の上にある小さな都市です。周りを美しい自然に囲まれており、その中に建てられた都市なのですが、見事な城塞都市となっていることから、歴史的城塞都市クエンカとして世界遺産に登録されました。

クエンカの見所の一つ「宙吊りの家」は崖の上にそびえ立つ美しい家屋であり、現在はレストランや美術館が内部に設置されています。

旧市街のマヨール広場にあるクエンカ大聖堂は13世紀に建てられたゴシック様式の大聖堂で、こちらもクエンカ観光の見所の一つとして有名です。

セゴビア旧市街とローマ水道橋

セゴビア旧市街とローマ水道橋は、マドリードからレンフェ(Renfe)に乗車しおよそ30分で到着するセゴビアという街にあり、マドリードからの日帰りの観光地として人気がある世界遺産です。

セゴビア旧市街にそびえ立つ「アルカサル」と呼ばれる王宮は、ディズニー映画「白雪姫」に登場するお城のモデルになったとも言われています。

セゴビアの街でひときわ目立つ建造物が古代ローマ時代に造られた水道橋です。2000年も前に造られた水道橋は、山からの水をセゴビアの街へ運ぶ役割を果たしていました。高さ28m、長さ813mという巨大さに大変驚くことでしょう。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ旧市街

スペイン北西部にあるガリシア州の中心地でもあるサンティアゴ・デ・コンポステーラは、スペイン巡礼路の最終目的地としても知られており、多くの帆立貝をぶら下げた巡礼者が毎日訪れています。

サンティアゴ・デ・コンポステーラはローマ、エルサレムと並ぶキリスト教にとって非常に重要な聖地とされており、街の中心にあるサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂には聖ヤコブの遺骸が祀られています。

世界遺産に登録されている旧市街には歴史を感じる建物が今でもたくさん残っており、非常の趣があります。また、ガリシア地方の名物であるタコの料理が非常に有名で、巡礼者だけでなく多くの旅行者が市場でタコ料理を頬張る姿を目にするでしょう。

サンティアゴ・デ・コンポステーラへはマドリードからレンフェ(Renfe)に乗車し、約4時間30分で到着できます。

スペインの世界遺産を巡り、歴史と芸術に触れよう

今回はスペインで認定された45の世界遺産のうち、特に人気のある7つの世界遺産を紹介させていただきました。スペインの世界遺産は歴史が深く、そして美しい造形美を保っている場所が非常に多いです。また、建築様式から時代背景や宗教の変遷なども感じる事ができるため、歴史に興味のある方はとても充実した旅行ができるでしょう。

スペイン国内はレンフェ(Renfe)という列車が各地を結んでおりますので、比較的移動も早くすることができます。

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