ローマ発→ナポリ行きのFrecciarossaの列車

ローマからナポリの列車移動と列車情報

イタリアでは、ローマからナポリまでトレニタリア（Trenitalia）と​​イタロ（Italo）が毎日運行しているので、鉄道での移動はとても簡単です。 1日のうち最も早い便は、ローマ・テルミニ駅を午前5時00分に出発し、ナポリに午前8時00分に到着します。 最も遅い時間の便は、22時50分に出発し、翌日0時01分にナポリに到着します。 平均して20分に1本の割合で電車が走っています。 最も早い列車は所要時間がわずか1時間10分ほどとなります。

ローマの夜景 出典：Shutterstock

出発駅：ローマ・テルミニ駅

ナポリ行きの列車はローマ・テルミニ駅から出発となります。ローマ市内の中心地にあるため、アクセスは非常によくローマ市内の地下鉄やバスで行くことができます。

到着駅：ナポリ中央駅

ローマからの列車は、ナポリの主要鉄道駅であるナポリ中央駅に到着します。 ナポリ中央駅の乗降客数は非常に多く、南イタリアの中ではもっとも大きな駅となります。イタリア各都市への長距離列車だけでなく、ナポリ市内を巡る地下鉄の駅も併設されていますので、移動は非常に便利です。

イタリアの首都ローマの観光情報

イタリア首都でもあるローマは、ヨーロッパ有数の世界的に有名な都市であり、世界中から多くの観光客が毎日訪れています。観光地としてだけでなく、イタリアの経済、文化、宗教の中心地でもあり、ローマ市内にはローマ教皇が居住する世界で一番小さい国、バチカン市国もあります。

映画「ローマの休日」に登場するシーンや、ローマ帝国時代の建築物などをはじめ、数多くの観光名所があるローマは、毎日世界中から多くの観光客が訪れています。イタリアの世界遺産は世界一の58個を誇り（2021年8月時点）、そのうち13もの世界遺産がローマにあります。

ローマが誇るのは世界遺産だけではありません。ローマならではのユニークな食文化も楽しみのひとつ。日本人にも人気のパスタ料理、カルボナーラ発祥の地でもあり、街中にはカルボナーラを始め、美味しいピザや生ハム、ワインなどを楽しめるレストランが数多くあります。

ローマ市内は地下鉄が張り巡らされており、主要観光地へは地下鉄を使ってすぐに行くことができますが、見所も非常に多いため、観光の日数はなるべく多めに取っておく方が良いでしょう。

ローマは夏は晴れる日が多いのですが非常に暑く、冬は日本と比較すれば少し暖かいのですが、雨が多くなり夜は冷え込みます。そのため、ベストシーズンは春と秋となります。ただし、春と秋も1日降り続く雨はあまりありませんが、日本と比べると雨の日は多くなります。

ローマのコロッセオ 出典：Shutterstock

コロッセオ

ローマで最も有名な世界遺産といえばコロッセオです。コロッセオは2000年ほど前のローマ時代に建てられました。円形状の闘技場で剣闘士が猛獣や同じ剣闘士と戦い、その光景を5万人もの観客が眺めるというものでした。

現在のコロッセオは床部分が崩れているため、当時は見ることのできなかった地下の様子を見ることができます。猛獣が待機していた檻や、檻を人力で釣り上げるエレベーターのようなものがあったと言われています。

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂は世界遺産にも指定されているカトリック教会の聖堂で、その意味は「偉大なる聖母マリアに捧げられた聖堂」であり、教皇が建築を命じた4大バジリカの1つです。

内部にあるモザイク画は大聖堂が建築された5世紀のもので、大変美しい色彩を今も見ることができます。

トレヴィの泉

ローマを訪れる人が必ず行くスポットといっても過言ではないのがトレヴィの泉でしょう。「ローマへ再び戻りたいなら、後ろを向いてコインを泉に投げ入れろ」という言葉があるように、たくさんの人が後ろをむいてコインを投げ入れる姿をよく見かけます。周囲にはジェラートを販売するお店が多くありますので、美味しいジェラートを食べながら美しいトレヴィの泉を眺めるのも良いでしょう。

ナポリの観光情報

ナポリはローマから南へ列車に乗って1時間30分ほどの港湾都市です。南イタリアで最も多くの観光客が訪れる都市であり、映画で有名になったアマルフィ海岸や、青の洞窟で知られているカプリ島への中継地点でもあります。

ナポリと言えばグルメの街です。日本人の口にも非常に合うイタリア料理ですが、ナポリで食べるイタリア料理は本当に絶品。そして嬉しいことにとても安く食べれる食堂がたくさんあります。中でもおすすめはピザです。定番のマルゲリータをはじめ、アンチョビが入ったマリナーラ、ナポリでとれた海鮮を使ったシーフードピザなどがおすすめです。

もちろんナポリの市街も大変美しく、旧市街の歴史地区は世界遺産にも指定されています。「ナポリを見てから死ね」と古くから言われていることもあり、見所は多くあります。

スパッカ・ナポリ

まずご紹介するのは世界遺産にも指定されたナポリ旧市街スパッカ・ナポリです。スパッカ・ナポリを一言で説明すると「ナポリの下町」というのが良いかもしれません。観光地ではありますが、ナポリ市民の方が買い物にきたり、食事にきたりする場所が多くあり、生活感を感じることができる場所となっています。

旧市街ということもあり、スパッカ・ナポリの中にはいくつか教会もありますので、ぜひ訪れてみてください。ただし、細い小道などは人通りも少なくなりますので可能な限り大きく人通りの多い場所を歩くことをおすすめいたします。

カプリ島

青の洞窟が見れるということで有名なカプリ島ですが、カプリ島への拠点となる街はナポリとなります。ナポリ市街からナポリ湾を挟んで30kmほどの場所にあるカプリ島は人口1万5000人ほどの島です。

青の洞窟を見るために毎日多くの人が訪れていますが、青の洞窟は天候によって入場することが難しいため、どうしても見たい方は比較的入場ができる日が多い夏場を選ぶと良いでしょう。

ポンペイ遺跡

ナポリからは世界遺産ポンペイ遺跡にも訪れることができます。ポンペイは79年に起きたポンペイ地震そして、ヴェスビオス火山の噴火によって一昼夜に渡り火山灰が降り注いだ古代都市です。

18世紀に発掘されるまで灰に埋まっていたポンペイ遺跡ですが、発掘後修復作業が進み、神殿や浴場、円形劇場などが次々と発見されていき、当時のローマ人の暮らしが垣間見える歴史的に重要な場所として世界遺産に指定されました。

ナポリからポンペイまではトレニタリア（Trenitalia）で40分ほどで到着でき、便数も多いので日帰り旅行でも十分楽しめます。灰に埋もれ、時が止まったかのようなローマの古代都市をその目でご覧ください。

ローマからナポリへ鉄道旅行を計画してみよう

イタリアの首都ローマ、ファッションの街ミラノ、そして南イタリアのナポリは、それぞれ距離もそれほど離れていないため、一度の旅行で三都市を周遊することができます。ちなみにローマからミラノは477km、ローマからナポリは188kmの距離です。イタリア国鉄トレニタリア（Trenitalia）は便数も多いため、各都市を柔軟に移動することができます。

イタリア国内は鉄道が発達していますので、移動時間も短く、事前に予約をしていれば費用も抑えることができます。また、鉄道だけでなくバスを利用するという方法もあります。

Omioなら目的地に合わせて鉄道、バス、飛行機を一気に検索することができ、最安のチケットを予約することができます。

イタリア旅行の際にはローマーナポリ間の検索はもちろん、他のルートでもOmioで検索をしてみてください。