ポルトガルの国土は日本の4分の1程度と、それほど大きくありません。そのため、ポルトガルの周遊旅行はバスや電車でラクラク移動できます。主要なポルトガルの鉄道会社は「ポルトガル鉄道(Comboios de Portugal)」で、最新の設備を備えた車両で効率的に運行しています。出発・到着も、予定時刻をほぼ正確に運行しています。運行中の路線の中でも、 ポルトからポシーニョまでを結ぶドウロ線は、国内の鉄道路線で最も美しい景色を楽しめることで知られています。
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ポルトガルの主な鉄道会社は、ポルトガル鉄道(Comboios de Portugal)です。大都市間を結ぶだけでなく、主要都市から離れた地方や内陸地域へも運行しています。北部では、沿岸都市ポルトから小さな町ポシーニョへの移動が人気です。リスボンからだと、内陸の小さな町ベージャまで移動する旅行者が多く、南部の沿岸都市ファロからは、海辺の町ラゴスへ向かう旅行者も多くいます。
大都市間は比較的高速な中距離列車が、小都市間は速度を落とした地域間列車が運行しています。列車の座席クラスは利用する列車の種類によって異なりますが、一等車がある列車もあります。
ポルトガルを列車で旅する 出典:シャッターストック
ポルトガルから、最も人気の目的地はスペインです。スペイン国鉄レンフェ(Renfe)はスペインとポルトガルを運行しており、リスボンからマドリード、サン・セバスティアンからサラマンカなどの路線が特に人気です。
サンタ・アポローニャ駅(住所: Av. Infante Dom Henrique 1、1100-105 リスボン、ポルトガル): リスボン市内中心部の南西、海辺に位置しています。市の中心部から約2.3 kmの距離にあり、13B番のバスで約20分、28E番線の電車で約22分で到着します。駅には、トイレ、小さな待合室、カフェ、スーパーマーケットなどの施設が揃っています。
オリエンテ駅(住所: Av. Dom João II、1900-233 リスボン、ポルトガル):リスボンにあるもう一つの主要な駅で、市内中心部の北東、約7.4 kmのところに位置しています。この駅は規模が大きく活気があり、旅行者向けの設備も整っています。特に象徴的なのは、駅のすぐ隣にある大きなショッピングモールです。
ファロ駅(住所: Largo da Estação、8000-133 ファロ、ポルトガル):ファロ市の東に位置し、市の中心部から約1.0 kmの距離にあります。3番線のバスを利用すると約12分で到着します。駅には乗客向けに快適な座席やトイレが設置されています。
ポルト=カンパニャン駅(住所: 4300-173 ポルト、ポルトガル):ポルト中心部まで約4.2 kmの距離をアヴェイロバスで約4分で移動できます。この駅にはチケットカウンターやカフェがあり、旅行者に便利な施設が整っています。
ブラガ駅(住所: 4700-207 ブラガ、ポルトガル): ブラガ市中心部の西、約1.2 kmのところに位置しています。徒歩で約16分で着きますが、公共交通機関は利用できません。駅はシンプルな設備で、トイレと乗客向けの座席が備わっています。
ポルトガルを鉄道で旅行する最大の魅力の一つは、賑やかで現代的な都市と、美しい景色や深い歴史、魅力的な建築物がある小さな町をぐるっと周遊できる点でしょう。ポルトガルは年間を通じて比較的穏やかな気候なので、どの時期に訪れても楽しめます。
ポルトガルの料理は、大西洋の新鮮な魚介類のおいしさを引き出すシンプルな調理法が特徴。トマトやオリーブオイルなどの地中海地方でおなじみの素材に、北アフリカからのスパイスがミックスしたポルトガルならではの味わいも見逃せません。
ポルトガルで最も人気のある鉄道ルートは、リスボンとポルトを移動する路線です。所要時間は約3時間30分で、料金は約20ユーロです。ほかには、たとえばリスボンからファロへのルート。約3時間30分ほどかかり、料金は約15ユーロです。アルガルヴェ地方を探索できるルート、ファロとラゴス間の列車も人気です。移動には2時間もかからず、料金は約8ユーロです。ファロから内陸の小さな町エボラに行くファロからエボラへの電車ルートも人気があります。列車で約4時間かかり、料金は約30ユーロ。最後に、コインブラからリスボンへの所要時間は約3時間で、料金は約17ユーロです。
ポルトガル最大かつ最も人気のある都市リスボンからは、夜行列車に乗ることができます。リスボンからファロへ向かう列車は毎日午後6時以降に3本運行しており、所要時間は約4時間です。リスボンからポルトへ行くなら、午後6時以降に毎日約11本運行されており、移動時間は約3時間です。また、リスボンから南のラゴスへ向かう場合は、午後6時以降に出発する夜行列車が1本あります。
電車を利用すれば、1人あたりのCO2排出量が少なくなるため、自動車での移動よりもはるかに環境にやさしい旅行に。ポルトガルの周遊旅行を計画中なら、荷物制限なしでのんびり気楽に移動できる鉄道がおすすめです。ポルトガルの鉄道旅行を計画中なら、アイデア探しにオンライン旅行雑誌Window Seatをチェックしてみてください。
ポルトガルでは、4種類の列車が運行されています。最新の車両で多くの設備が整っており、長距離路線で運行されているのがアルファ・ペンドゥラール(Alpha Pendular)。これに加え、市内、地域、都市間で走行する列車と続きますが、こちらは日本でいう在来線のような感覚で、短距離移動によく利用されます。ほとんどの列車では複数のクラスがあり、一等車は他のクラスに比べて多くの設備を提供しているのが一般的です。
鉄道旅行ではのんびり読書を 出典:シャッターストック
リスボンのような大都市をはじめ、ポルトガルには訪れるべき場所がたくさんあります。気候は一年のほとんどを通して非常に穏やか。都市や町の多くでは、古い赤い屋根の家や歴史的建築物、活気に満ちたモダンな要素が見事に融合した風景を楽しむことができます。
ポルトガル料理でぜひ試してほしいのは、パイ生地と濃厚なしっとりカスタードがおいしい「パステル・デ・ナタ」。濃いめのコーヒーとよく合います。そして、ポルトガルの名産品、干し鱈をたっぷり使ったコロッケ「パシュテイシュ・デ・バカリャウ」や、サラダ「サラダ・デ・バカリャウ」はうまみたっぷりでいくらでも食べてしまいそうです。
ポルトガルでは、美しいビーチや賑やかな港、リラックスして過ごせるリゾートが揃った美しい海辺のロケーションも見逃せません。リスボンでは、ぜひ大航海時代を面影を残す「ジェロニモス修道院」や「発見のモニュメント」で、遠く離れた日本とのつながりを感じることができます。