ヨーロッパの中で、最も観光客が訪れている国フランス。中でもフランスを訪れる人の全てが立ち寄る、もしくは観光の拠点にするといってもおかしくないのが、フランスの首都であるパリです。「華の都パリ」とも言われるパリは、日本人にとっても憧れの都市であり、多くの旅行者が訪れています。また、パリは2024年のオリンピック開催地となっており、今後さらなる旅行者が訪れることが見込まれています。歴史が深い教会などの建築物や、エッフェル塔、ルーブル美術館などに加え、どんどんと発展を続ける、世界中の人々の憧れの地パリ。
今回はパリへの旅行を考えていらっしゃる方のために、費用やシーズン、おすすめのお土産などをご紹介いたします。
パリと日本の物価を比較すると、観光地に関してはかなり高いと考えていただければと思います。パリは世界的にも有数の観光都市であり、観光客をターゲットにしたレストランやお土産屋さんなどがたくさんあります。そういった場所はフランスの他の都市と比較しても若干高めになっている場合があります。
もちろんパリでも安いものもあります。スーパーで食材を購入すればものによっては日本より安く手に入るものも多いです。野菜や果物、チーズなどは比較的日本より安く購入することができるでしょう。また、フランスといえばワインを想像される方も大勢いらっしゃると思いますが、スーパーなどでワインを購入するのであれば安いと1本3ユーロ程度で買うこともできます。
宿泊に関しては大手の五つ星ホテルなどは5万円〜10万円、シーズンによってはそれ以上となる場合もあります。しかし、中級クラスのホテルも多くあり、1万円ほどで宿泊できるホテルを見つけることもそこまで難しくはありません。
一人で個人旅行やバックパッカーをされる方もたくさんいますので、ゲストハウスもパリの各地に複数あります。ゲストハウスのドミトリーであれば1泊2千円程度で見つかることもありますが、パリは地区によっては中心地まで出て行くのが不便であったり、古い建物も多いため設備があまりよくないこともありますので、よく選んでから決定するようにしてください。
旅行のスタイルにもよりますが、パリや周辺の観光地へたくさん訪れるようなスタイルの場合であれば1日2万円程度、節約をしながらということであれば5千円ほどから見積もると良いでしょう。
パリには日本と同じように四季があり1年中季節の移り変わりを楽しむことができますが、観光のベストシーズンは6月〜9月頃となります。この時期のパリは太陽が沈み暗くなる時刻が22時頃となりますので、明るい時間帯での観光は非常にやりやすくなります。天気も晴れている日が比較的多く、日本と違って湿気が少ないためカラッとしています。
しかし、この季節はどうしても他の観光客も多くなるため、ホテル代や航空券代は高くなってしまいます。また、観光地も多くの人が集まってしまいますので、ルーブル美術館の有名な作品などはゆっくりと見るという訳にはいかないこともあります。6月前半、もしくは9月後半であればハイシーズンと比較すると観光客も少なくなりますので、その時期に訪れることができるならその方が良いでしょう。
パリはクリスマスシーズンもおすすめです。街はイルミネーションで綺麗に輝いており、パリの老舗デパート「ギャラリーラファイエット」では巨大なクリスマスツリーが飾られます。パリから日帰りで行けるストラスブールはクリスマスの都市として知られており、大変賑やかなクリスマスマーケットが開催されています。
パリ市内は地下鉄、路線バス、トラムなど様々な交通機関が走っており、停車駅もとても多いため、市内を観光するのは非常に簡単です。またチケットの種類も豊富で、1回チケット、10枚がセットになったカルネと呼ばれる割引チケット、さらにNavigo EasyというICカードもあります。
Navigo Easyはカードを購入する際に料金が必要ですが、10年間有効であり、しかも通常のチケットを購入するよりも割安の価格で地下鉄や路線バスに乗車することができますので、ぜひご活用ください。
パリでもっとも大きく、多数の国際線が発着する空港がシャルルドゴール空港です。シャルルドゴール空港からパリの中心部への移動方法はたくさんあります。
RERやフランス国鉄(SNCF)が空港から市内を結んでおりますので、目的地によって乗車する電車を変えると良いでしょう。
鉄道以外では空港から市内までをダイレクトに結ぶシャトルバスもあります。
シャルルドゴール空港の次に大きな空港がオルリー空港です。主にヨーロッパ内のフライトが発着することが多く、LCCも多いです。
オルリー空港からパリ市内へは、バスで移動するのがもっとも簡単です。ル・ビュス・ディレクトとオルリーバスという2つのバスが空港からパリ市内の中心までを結んでいます。
鉄道での移動の場合は、アントニー駅を経由してRERに乗車しパリ中心部まで行くことになります。
パリでぜひ食べていただきたいのがマカロンです。特に「ラデュレ」はパリ風のマカロン発祥のお店で世界的にも大変人気があります。マカロンは賞味期限が短いため、日本へお土産で持ち帰りたい場合は、旅行の最終日に購入することをオススメいたします。
日本でも輸入食品を取り扱うお店ではよく見かける「ボンヌママン」というお菓子メーカーなのですが、こちらはフランス発祥のもので、日本で発売されていないものがたくさんあり、パリのスーパーで購入することができます。どれも手頃な値段でとても美味しいのでお土産に最適です。
【1日目】
【2日目】
【3日目】
世界的にも有数の大都市であるパリは観光都市としても非常に魅力的であり、一年を通して楽しむことができます。
日本からもエールフランス航空が直行便を出しているため、乗り換えをする必要もなく、旅行先としてとても最適な都市であると言えるでしょう。
パリ市内にはエッフェル塔や凱旋門など有名な観光スポットもたくさんあります。さらにはパリから日帰りで行ける郊外にヴェルサイユ宮殿やモンサンミッシェルなどもあります。フランス国鉄(SNCF)に乗車すればパリから様々な都市へ移動するのも簡単です。
Omioではパリからそれぞれの都市へ行く交通機関を簡単に検索でき、予算に合わせた便を予約することもできますので、ぜひパリを旅行する際にはご利用ください。