リヴィウはウクライナ西部にある都市であり、歴史地区が世界遺産にも登録されている美しい街です。旧ソ連の面影を少し感じる首都のキエフとは異なり、リヴィウはどちらかというとヨーロッパの中世の街並みに似ていて、違った魅力があります。
今回はリヴィウへの旅行を考えていらっしゃる方のために、費用やシーズン、おすすめのお土産などをご紹介いたします。
リヴィウと日本の物価を比較すると、だいたい半額程度、物によっては3分の1ほどと感じる場合もあるでしょう。リヴィウだけでなくウクライナの物価は非常に安いです。
主な観光地となる旧市街付近のおしゃれな飲食店は観光客にむけた値段設定のため、少し高くはなりますが、とはいっても日本円にすると一食500円〜1000円ほどで食べられます。
宿泊に関しては数は多くないですが五つ星ホテルが2万円以下で宿泊できます。四つ星ホテルであれば安けれ5千円ほどで宿泊できます。ただし、ヨーロッパの他の国の四つ星ホテルと比較すると設備はあまりよくありません。リヴィウの四つ星ホテルが他のヨーロッパの三つ星ホテルほどと考えていると良いかもしれません。
一人で個人旅行やバックパッカーをされる方もたくさんいますので、ゲストハウスもリヴィウにはあります。ドミトリーであれば千円以下で宿泊できる場所もたくさんあります。リヴィウの観光地は旧市街付近に固まっていますので、なるべく旧市街近くのゲストハウスに泊まれば観光も非常に便利で、節約にもなるでしょう。
旅行のスタイルにもよりますが、リヴィウを観光するだけであれば宿代プラス2千円〜3千円ほど見積もっておくと良いです。
リヴィウには日本と同じように四季があります。しかし日本と比較すると気温は年間を通して低め、特に冬に関してはかなり寒くなると考えてください。観光のベストシーズンは6月〜9月頃です。夏のリヴィウは太陽が沈む時刻が遅く夜の21時ごろに暗くなってきます。日照時間が長いので観光の時間も長くとれます。
冬のリヴィウはとても寒く、最も寒い1月は平均気温がマイナスになる場合もあります。ただ、ウクライナのクリスマスは1月7日のため、この季節のリヴィウには1月上旬もクリスマスマーケットを見ることができます。寒さが非常に厳しい季節ではありますが、他の国ではあまり体験ができない1月のクリスマスの雰囲気を味わえますので、夏に訪れることができなかった場合には、クリスマスシーズンのリヴィウを訪れても良いかもしれません。
リヴィウ市内の移動は路線バス、トラムです。地下鉄はありません。観光で利用するのであればトラムの方が分かりやすいでしょう。チケットはトラム乗車時に運転手、もしくは近くにいる係員へ料金を支払いチケットを購入します。バスも同様です。
リヴィウ国際空港はリヴィウ市内からわずか15kmほど離れた位置にあります。リヴィウ市内までの行き方も非常に簡単で、路線バス、もしくはトラムを利用すれば大丈夫です。
ただし、路線バスもトラムも深夜から早朝にかけては運行されていないため、深夜に到着したのちに市内へ行きたい場合はタクシー、もしくはUberなどの配車アプリを利用すると良いでしょう。他の国では高いタクシーもリヴィウではとても安いです。ただし、空港に停車しているタクシーは高額料金を請求してくる可能性がありますので、なるべく配車アプリを利用することをおすすめします。
お友達へのバラマキ用のお土産としておすすめなのが、Roshenのチョコレートです。Roshenはスーパーなどでも購入できるチョコレートなのですが、一つ一つが個別で包装されており、購入方法も量り売りで購入ができます。種類も豊富ですので、さまざまな種類のチョコレートを好きなだけ購入するのも良いでしょう。
リヴィウの名産品として有名なものがチェリーをアルコールにつけたチェリー酒です。梅酒の梅をチェリーにしたようなお酒ですが、アルコール度数は梅酒よりも高いです。「Drunk Cherry」というお店がリヴィウ市内にあり、そちらではお土産用のボトルを購入する以外にも、その場で飲むことができます。一度味を試してから購入すると良いでしょう。
ウクライナの西部にある都市リヴィウは、ウクライナの中でも中世ヨーロッパの雰囲気を感じることができる、美しい街並みが特徴の素晴らしい街です。
首都のキエフや隣国のポーランドへのアクセスも非常に簡単で、移動の拠点とするのも良いでしょう。ウクライナ国内を結ぶ鉄道が発着する大きな駅もあります。
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