Merseyrail 乗車券・時刻表・施設

セルコとアベリオの合弁会社がフランチャイズ運営するマージーレール(merseyrail )は、リヴァプール市内中心部や郊外、その他のマージーサイドの地域で鉄道サービスを提供しています。毎日約800本の列車が運行しており、毎週10万人以上の乗客がこの鉄道を利用しています。駅や車内の混雑が深刻化しているため、リヴァプール市内中心部や他の地域で駅数を増やす拡張計画が進められています。その他にも、トラムによる地上サービスの拡大や、ジョン・レノン空港への接続の改善などが計画されています。

鉄道網は現在、ノーザンラインとウィラルラインの2つの路線で構成されており、さらにシティーラインにも関連しています。ノーザンラインは、リヴァプール南部のハンツ・クロスから市の中心部を通り、サウスポート、オームスカーク、カークビーまでを結んでいます。ウィラルラインは、リヴァプールとウィラル半島をマージー鉄道トンネルで結び、ニューブライトン、ウェストカービー、チェスター、エレスメア・ポートに接続しています。リヴァプール・ライム・ストリート、ニュー・ブライトン、プレストン、ハンツ・クロスを含む人気がある目的地の多くでは、15分ごとに列車が運行しています。

マージーレイルが運行する列車はすべて電動です。ビートルズストーリーやジョン・ホープ大学などの広告から様々なキャラクターが登場し、広告の影響で各車両レッドラムやボブ・ペイズリー、ディキシー・ディーンなどの愛称で呼ばれることもあります。

すべての列車には、車椅子のための設備、聴覚、視覚による案内や旅の最新情報の提供、乗車用スロープ、トイレ、優先席が設置されています。しかし、全ての列車で多目的トイレの設置があったり、お体の不自由な方を支援するカスタマースタッフが車内に常駐しているわけではありません。

マージーレイルでは、通常のグループチケット、シーズンチケット、オフピークチケット、その他の標準チケットに加え、特別なオファーも用意しています。学生は、指定された地域内であれば何度でも利用できるGEMパスの特典を受けることができます。シーズンチケットには、バス、列車、フェリーのチケットが割引になるスペシャル・トリオ・オプションがあります。マージーレールは、3つの交通手段で使用できるスマートカード「Walrus」とロイヤリティーシステムを導入する予定です。