ミュンヘンはドイツの南部バイエルン州最大の都市です。古くからの歴史ある建物や美術館が多くある大きな都市のミュンヘンはバイエルン州の州都でもあります。ミュンヘンがもっとも盛り上がるのが、毎年9月から10月にかけて行われるビールの祭典「オクトーバーフェスト」です。会場にはいくつもの巨大なテントが建てられ、中では数百人の人々が大きなジョッキを持ち、歌い、1日中ビールを飲んでいます。

今回はミュンヘンへの旅行を考えていらっしゃる方のために、日本からミュンヘンへ行くフライト情報、価格、所要時間などについてご紹介いたします。

ミュンヘンの基本情報

ミュンヘンの紹介

ミュンヘンはドイツの南部バイエルン州最大の都市です。ドイツの中ではベルリン、ハンブルクに次ぐ3番目に大きな都市です。

主な観光地としてはドイツ最大の仕掛け時計「グロッケン・シュピール」がある新市庁舎、後期ゴシックのレンガ様式のフラウエン教会、14世紀から500年の間ヴィッテルスバッハ家の王宮として使用されてきたレジデンツなどがあります。また、世界的に有名なお城ノイシュバンシュタイン城の拠点フュッセンまで行くのも非常に簡単です。

日本からミュンヘンまでの飛行機価格相場

日本からミュンヘンまでのフライトはシーズンによって料金が異なります。高い場合は16万円〜17万円、安い場合は9万円〜11万円前後です。

【ハイシーズン】16万円〜。夏休み時期である8月、そして春休み時期である4月が最も料金が高く往復16万円ほどです。

【ミドルシーズン】13万円〜。夏休み前後の7月、9月、クリスマス時期の12月がミドルシーズンで往復13万円〜14万円ほどです。

【ローシーズン】9万円〜。1月、2月、3月、5月、6月、11月がローシーズンで安い時は往復9万円ほどです。10万円〜11万円台の航空券が多いです。

主な航空会社

ルフトハンザ航空

ルフトハンザ航空はドイツのケルンに本拠地を置く航空会社です。ドイツ最大のフラッグシップ・キャリアの航空会社であり、全日空（ANA）と同じスターアライアンスのメンバーでもあります。フライトの質にも定評があり、航空会社の格付けで最高の5つ星を獲得したこともあります。

ライアンエアー

ライアンエアー（Ryanair）はアイルランドの格安航空会社です。現在ヨーロッパの中では最大規模の航路ネットワークを展開しています。料金が非常に安く、ヨーロッパ間を旅行する際に利用するのがおすすめです。航空券は非常に安いですが、飲料水をはじめ機内で利用するすべてのサービスは有料です。ドイツ国内のみでなく、ヨーロッパ各地とミュンヘンを結ぶフライトもたくさん就航されています。

日本からミュンヘンへのフライト

日本からミュンヘンまでの飛行機は基本的に東京から出発するほうが値段が安いです。日本からミュンヘンまでは直行便があります。日本からミュンヘンへの直行便はルフトハンザ航空と全日空（ANA）が就航しています。直行便は羽田空港からのみのため、日本国内で羽田空港を経由する、もしくは他の都市からヨーロッパの都市で経由するという方法でミュンヘンへ行けます。

日本からミュンヘンへ行くフライトの主な乗り継ぎ空港と航空会社ですが成田空港と関西国際空港からエミレーツ航空がUAEのドバイ、カタール航空がカタールのドーハ、KLMオランダ航空がアムステルダムのスキポール空港へ就航しており、そこで乗り継ぎをすることが多いです。乗り継ぎ時間はフライトにもよりますが、短ければ2時間ほど、長ければ20時間以上になる場合もあります。

日本からミュンヘンまでの距離はおよそ9370kmです。

日本からミュンヘンまでの飛行時間は、直行便であればおよそ12時間です。全体の飛行時間は乗り継ぎ時間によって変わります。

※こちらは2021年12月時点の情報です。現在Covid-19の影響によりフライトの時刻変更及び欠航がありますので、最新情報は各航空会社のサイトをご確認ください。

ミュンヘン空港の紹介

ミュンヘンの空港

ミュンヘンで最も大きな空港はドイツ南部のバイエルン州のフライジング近くに位置するミュンヘン空港です。

空港コード：MUC

位置

ミュンヘン空港、正式名称フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港はミュンヘン市内中心部から約35kmほど離れた場所にあります。

ミュンヘン空港の主な施設

ミュンヘン空港にはさまざまな設備が充実しているため、滞在時間が長くなっても楽しく滞在できます。

【飲食店】ミュンヘン空港は非常に大きいため、飲食店もたくさんあります。マクドナルドやサブウェイ、スターバックスなどのチェーン店や、ドイツビールが飲めるバーやレストランもあります。24時間営業のお店もありますので、空港内での飲食で困ることはありません。

【Wi-Fiの有無】ミュンヘン空港ではWi-Fiを無料で利用できます。メールアドレスを登録する場合がありますが、非常に簡単です。

【ラウンジ情報】ミュンヘン空港には複数のラウンジがあります。メンバーシップをお持ちの方は無料で入場ができ、それ以外の方でも料金を支払えば利用できるラウンジもあります。ヨーロッパラウンジ、エミレーツラウンジ、エールフランスラウンジなどさまざまなラウンジがあります。ターミナルによってあるラウンジが異なりますので、事前に確認しておくと良いでしょう。

【キッズエリア】ミュンヘン空港にはお子様が楽しめるキッズエリアが複数あります。ルフトハンザ航空のキンダーランドは有料ですがたくさんの遊具や子供向けの映画館なども設置されています。無料のキッズエリアもランドサイド、エアサイド共にあります。

【空港付近のホテル】ミュンヘン空港の近く及び空港内にはホテルが複数あります。Nap CabsとHilton Munich Airportは空港内にあるホテルのため、トランジットの際や深夜、早朝のフライトを利用される方には非常に便利です。Novotel Munich AirportとNH München Airportは空港からバス、もしくは有料のシャトルバスで移動でき、空港からわずか5分ほどで到着できます。

【お土産の購入】ミュンヘン空港には免税店がありますので、お土産の購入もできます。

おすすめのお土産は、日本でも人気のあるダルマイヤーのコーヒーです。こちらはドイツのメーカーであり、ミュンヘン市内だけでなく空港でも購入ができます。空港は少し割高になりますが日本で購入するよりも安く買えますので、コーヒー好きの方は自分へのお土産にするのも良いですね。

お酒が好きな方にはドイツで有名なアイスヴァインもおすすめです。アイスヴァインはハチミツのような濃厚な甘さが特徴的な貴腐ワインです。

ミュンヘン空港の詳しい設備案内などはミュンヘン空港のサイトをごらんください。

空港からミュンヘン市内への行き方

空港からミュンヘン市内への行き方はとても簡単です。もっともわかりやすい方法はルフトハンザ航空が運行しているルフトハンザ・エクスプレスというシャトルバスです。バスは15分間隔で運行しているため、待ち時間も少なく、ミュンヘン中央駅まで行くことができます。

Lufthansa Express

もう一つ、鉄道のSバーンを使ってミュンヘン中央駅まで行く方法があります。交通渋滞によって到着時刻が左右されるバスとは違い、こちらはほぼ時刻通りに運行されています。市内までも40分ほどで到着します。

ミュンヘンから他の都市へ移動したい場合は、スケジュールや料金をOmioでご確認ください。

ミュンヘンを旅行する上で便利なサイト

在ミュンヘン日本国総領事館

ドイツ内のCovid-19に関する最新データ

日本からドイツへ入国、帰国の旅行規制に関する最新情報

よくある質問

ミュンヘンのおすすめシーズンはいつですか？

ミュンヘンには日本と同じように四季があります。ミュンヘンの年間平均気温は8度と東京と比べると寒いことがわかります。もっとも暑いのは7月8月で、この期間は平均気温が22度ほどになります。観光のベストシーズンは6月〜9月です。ミュンヘンの冬は非常に寒く、0度を下回ることもよくあります。

ミュンヘンへ安く行く方法は？

日本からミュンヘンまでの直行便がありますので直行便を利用するのが安くなります。しかし、直行便よりも乗り継ぎ便が安くなる場合もありますので、乗り継ぎ便も含めて検索するのがおすすめです。日本からヨーロッパ或いは周辺主要都市(パリ、アムステダム、トルコなど)までの航空券を購入し、ライアンエアー（Ryanair）などのLCCを利用するという方法も良いです。航空券はなるべく2ヶ月以上まえに購入するのが良いでしょう。