マドリード発→バレンシア行きのOuigoの列車

マドリード発バレンシア行きの列車

スペインの列車は都市間を移動するための効率的な手段であり、多くの国内および国際鉄道路線が運行されています。マドリードからバレンシアへの列車での移動は簡単です。この2都市間のすべての列車は、Renfe（レンフェ）が運行しています。

マドリードからバレンシアへは、早朝6時45分から深夜まで、毎日多くの列車が運行しており、所要時間は1時間40分〜2時間ほどです。

マドリードの出発駅について

バレンシア行きの列車はマドリード・アトーチャ駅、 またはマドリード・プエルタ・デル・ソル駅から出発となります。どちらもマドリード市内の中心地にあるため、アクセスは非常によく、マドリード地下鉄及びバスで行くことができます。

到着駅バレンシア・ホアキン・ソローリャ駅の紹介

マドリードからの列車は、バレンシアの主要鉄道駅であるバレンシア・ホアキン・ソローリャ駅に到着します。駅名はバレンシア出身の画家ホアキン・ソローリャに由来しています。バレンシアにはもう一つバレンシア北駅という主要駅も近くにあり、両駅の間にはシャトルバスが運行されています。

マドリード市庁舎 出展：Shutterstock

スペインの首都マドリード

マドリードはスペインの首都で、美しい建築物やヨーロッパを代表する美術品が数多く展示されている美術館などが多い、芸術的な都市でもあります。レアルマドリードとアトレティコマドリードというスペインのサッカーリーグ、リーガエスパニョーラを代表するチーム2つがホームとしていることもあり、世界的にとても有名な都市です。

マドリードの旅行について

マドリードはスペインの経済、文化の中心地でもありますが、観光の主要都市でもあり多くの観光客が世界中から訪れています。世界遺産に指定されている修道院や、カラフルで美しい街並み。さらにグルメの街としても知られており、街には多くのスペイン風居酒屋バルが建ち並んでいます。

マドリードは日本の季節ととほぼ同じで、夏は大変暑く、冬は寒くなります。また、1日での寒暖の差も激しいため、最高気温が30度以上でも薄手のカーディガンを持ち歩くなど服装には気をつけておく方が良いでしょう。

観光のピークとなるシーズンはやはり7月から9月の夏休み時期となりますが、この期間は昼間には40度ほどとなることもありますので、午後の暑い時間帯は休憩を。夏場は雨も少なく、晴れる日がほとんどですので、屋外の観光には最適となります。

プラド美術館

マドリードで最も有名な観光地といえばプラド美術館です。歴代のスペイン王家のコレクションをはじめ、17世紀から19世紀ごろの絵画の展示が多く、世界有数の大規模な美術館です。1日でまわるのはとても難しいため、事前に見たい作品を決めておき、入場後に館内地図を見ながら作品の場所を訪れるのが良いでしょう。

中でも有名な絵は若かりし頃のピカソが見て涙を流したとも言われている、ベラスケスの傑作ラス・メニーナスです。

マドリード王宮

マドリードにはブルボン朝初代国王から代々の王が暮らしたマドリード王宮があります。現在でも国の行事が王宮内で行われていますが、行事がある日以外は一部の室内も一般公開されています。部屋の数はなんと2800室とも言われており、公開されている部屋はスペインの著名な画家たちの作品が飾られており、室内は豪華な装飾が施されています。

プエルタ・デル・ソル

マドリードの中央に位置する広場プエルタ・デル・ソルは観光客だけでなく地元民も訪れる広場です。常に多くの人々で賑わっており、街のランドマーク的存在でもあります。この広場はマドリード市内の交通の集合地点ともなっており、地下鉄の路線が3路線集まっており、ハブ駅の役割も担っています。

飲食店やお土産屋、デパートなども広場に面した場所にありますので、買い物や食事をするのに最適な場所となります。

バレンシアのビーチ 出展：Shutterstock

スペインのリゾート地バレンシア

バレンシアはマドリード、バルセロナに次ぐスペイン第三の都市です。地中海沿いの港湾都市として栄えており、年中暖かい気候からスペインのリゾート地としても知られています。

太陽の光をたっぷりあびた野菜や果物が多く、食べ物も非常に美味しい街です。中でも海沿いの街らしい海鮮を使った料理や、バレンシア発祥のスペイン料理パエリアなどが有名で、毎日バルでは地元の人に混ざって多くの観光客が美食を味わっています。

バレンシアが最も盛り上がるのが、毎年3月に行われているファジャスと呼ばれるサン・ホセの火祭りのシーズンでしょう。守護聖人サン・ホセを祝うためのお祭りで、3月に入るとバレンシアの街の至る所から爆竹の音が鳴り響きます。街中には巨大な人形が飾られており、それぞれが工夫されたデザインで見るものの目を奪います。そして最終日には最も人気のあった1つの人形を除く、全ての人形が燃やされてしまうことから、火祭りという名前で呼ばれるようになりました。

バレンシア大聖堂

まずはバレンシアの中心に位置する場所にあるバレンシア大聖堂です。キリスト教カトリック教会の聖堂で、歴代のローマ法王が訪れていることでも知られています。

こちらで絶対に見逃してはいけないのが「聖杯」です。実はこちらで展示されている聖杯は、レオナルド・ダ・ヴィンチの最高傑作とも言われる「最後の晩餐」にも登場する、イエエス・キリストが使用した杯という説があります。

キリスト生誕から50年〜100年の間に作成された杯であることは論文で発表されており、時代背景からバレンシア大聖堂の聖杯がキリストに使用されたものという説は、ひょっとすると本当なのかもしれません。

バレンシア中央市場

スペインの都市には生鮮食料品などを取り扱う市場がどこにでもありますが、バレンシアの中央市場はスペインでも最大規模の大きさとなっています。モデルニスモ様式の建築物で、外観を見ると宮殿やお城のような印象を受けることでしょう。

市場内にはスペインの特産品である生ハムや、季節のフルーツを絞ったジュースなどもあり、小腹が空いた時に最適なバルもありますので、タパスを食べながらワインを楽しむというのも良いですね。

芸術科学都市

バレンシアは歴史的な建築物もたくさんありますが、海の近くに芸術科学都市と呼ばれる地域があります。著名な建築家カラトラバによって設計された芸術科学都市は、まるでSF映画に登場する宇宙船のような形をしています。

敷地内にはヨーロッパ最大級の水族館もあり、多くの観光客が世界中から訪れています。他にもオペラハウスや科学博物館など、複数の建物があり、そのどれもが近未来を想像させるような外観をしていますので、外から見るだけでも楽しめる場所となっています。

マドリードからバレンシアへ鉄道で旅行してみよう

スペインの首都マドリード、そしてスペイン第三の都市バレンシアは距離は300km以上離れてはいますが、スペインの鉄道レンフェ（Renfe）を利用すれば便によっては1時間40分ほどで到着できます。

スペイン国内は高速鉄道が発達していますので、移動時間も短く、事前に予約をしていれば費用も抑えることができます。また、鉄道だけでなくバスを利用するという方法もあります。

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