ミラノからボローニャへのお買い得列車チケット

鉄道でミラノからボローニャへ行こう

ミラノからボローニャへは1日に60本以上の電車が運行しているので、2つの都市間201kmの旅を気軽に楽しめるでしょう。所要時間は電車のタイプや路線によって、2時間6分〜3時間38分と幅があります。北イタリア、エミリア・ロマーニャ州の州都ボローニャに着いたら、郷土料理を堪能するもよし、テラコッタの建物やユネスコ世界遺産に登録された中世のポルティコを散策するもよし。いずれにせよ楽しい旅のハイライトとなることでしょう！

ミラノ発ボローニャ行きの電車の運行状況について

ミラノ発ボローニャ行の電車は、午前5時頃〜午後10時5分頃まで運行しており、1時間に最大5本の電車がミラノを出発しています。また、午前6時10分頃から午後7時頃まで、30分強の間隔で高速電車がミラノから出ており、土日祝日を含め、毎日同じ運行スケジュールです。さらにこの路線では1日3本の夜行電車も運行しています。

ミラノ発ボローニャ行きの所要時間について

ミラノからボローニャまでの所要時間は、高速電車で約1時間14分ほどです。インターシティやレッジョナーレ（普通電車）を使った場合、最長で3時間38分ほどかかりますが、これらの電車は速度が遅く、停車する駅も多いため所要時間が長くなっています。また、1度乗り換えが必要なルートを利用する場合は、そのぶんの時間がかかることも考慮しておきましょう。

ミラノ発ボローニャ行きの電車の発着駅について

出発駅について：ミラノからボローニャへの電車は、一部を除き、すべてミラノ中央駅から出発しています。ミラノ中央駅は、市の中心部にあるミラノ大聖堂から約2.9kmの場所にあり、大聖堂からは、中央駅と大聖堂の間を走る地下鉄M3線（通称：イエローライン）を利用すれば、約6分で行くことができます。ミラノ中央駅は、ショッピングエリア、レストランエリア、乗客ラウンジ、チケットカウンター、荷物預かり所、両替所、トイレ、ATM、ポスタルマシーン、レンタカー会社、旅行会社、観光案内所を完備している巨大な駅です。ミラノ・ロゴレード駅からもボローニャ行きの電車が一日に何本も出ています。この駅は、市の中心部にあるミラノ大聖堂から約5.4kmの場所にあり、大聖堂とロゴレード駅の両方に停車する地下鉄M3線（通称：イエローライン）に乗れば11分で到着します。駅構内には、カフェやレストラン、トイレ、ATM、ニューススタンド（新聞や雑誌の販売店）、駐車場なども完備。市営地下鉄も乗り入れており、駅の外にはバスの停留所やタクシー乗り場もあります。1日に数本、ミラノ・ポルタ・ガリバルディ駅からもボローニャ行きの電車が運行しています。駅はミラノ大聖堂から約2.5kmの場所にあり、大聖堂から駅までは、2番のトラムか地下鉄で17分です。ただし、地下鉄の場合は乗り換えが必要になります。地下鉄M3線（通称：イエローライン）から地下鉄M2線（通称：グリーンライン）に乗り換える場合は約16分、地下鉄M1線（通称：レッドライン）から地下鉄M2線（通称：グリーンライン）に乗り換える場合は約15分かかるでしょう。ミラノ・ポルタ・ガリバルディ駅は、無料Wi-Fi、ショッピングエリア、食事エリア、ATM、トイレ、チケット売り場、荷物預かり所などを備えた、利用者数の多い駅です。駅の外には駐車場・バス停・タクシー乗り場もあり、地下鉄M2線（通称：グリーンライン）が通っています。電車の利用の際には、正しいホームから乗車できるよう、遅くとも20分前までには駅に到着しておきましょう。

到着駅について：ミラノからボローニャへの電車はすべて、ボローニャ中心部のマッジョーレ広場から約1.5kmの位置にあるボローニャ中央駅に到着します。駅からマッジョーレ広場までは、定期運行している市営バスAに乗って8分ほどです。駅には、乗客用ラウンジ、ショッピングエリア、レストランエリア、トイレ、ATM、トラベルアシスタンス（障がい者向けのサービスも含む）、荷物預かり所、レンタサイクルサービスなどが設置されており、駅の外にはタクシー乗り場やバス停もあります。

ミラノ発ボローニャ行きを運行している鉄道会社について

ミラノからボローニャまで直通の高速電車を運行しているのは、トレニタリア（Trenitalia社）とイタロ（Italo社）の2社です。さらにトレニタリアは、レッジョナーレ、インターシティ、インターシティの夜行電車も運行しています。これらの路線の中には、1度乗り換えが必要なものもありますが、ほとんどは2つの都市を直接結ぶ直通路線です。

ミラノ発ボローニャ行きのイタロ社（Itaro社）の電車について

イタロ社では、最新鋭の高速電車を毎日運行しており、1時間に1本の電車がミラノから出発しています。運行スケジュールは午前6時40分頃から午後5時40分頃までで、すべての路線が2都市間を直接結び、所要時間は約1時間14分です。チケットは3種類あり、好みや予算に合わせて選択できます。Low Costチケットは、最も低価格のタイプのチケットです。3日前までなら出発日・時間を有料で変更できますが、払い戻しはできません。Economyチケットは、変更等がよりしやすいタイプのチケットです。出発の3分前まで有料での変更が可能で、キャンセルした場合にも料金の一部が返金されます。電車に乗り遅れた場合でも、予定していた出発時刻から3時間以内であれば、次の電車のチケットに変更可能です。Flexチケットは、出発前なら無料で変更ができ、乗り遅れた場合にも3時間以内の予約変更が可能です。有料での払い戻しもでき、変更やキャンセルが一番しやすいチケットと言えるでしょう。

ミラノ発ボローニャ行きのトレニタリア（Trenitalia社）の電車について

トレニタリアでは、朝から晩まで年中無休（祝日を含む）で、ミラノ発ボローニャ行の直通電車を運行しています。高速電車「フレッチャロッサ」は、午前6時10分頃から午後7時頃まで運行しており、1時間に2本程度がミラノを出発します。また、定期運行のインターシティとレッジョナーレ・ヴェローチェ（快速）も運行。これらは高速電車に比べてスピードはやや劣りますが、それでも3時間以内にボローニャに到着できます。インターシティの夜行電車も毎日3本運行しており、最終は午後9時20分頃です。ほとんどの電車はミラノ中央駅から出発しますが、レッジョナーレ（各駅）はミラノ・ロゴレード駅から、レッジョナーレ・ヴェローチェ（快速）はミラノ・ポルタ・ガリバルディ駅から夜遅くに出発する電車が、それぞれ数本あります。すべての電車の終着駅はボローニャ中央駅です。料金やキャンセル規定の違う3つのタイプのチケットがあり、好みや予算に合わせて選択できます。最も安価なのがSuper Economyチケットで、払い戻しや他の割引との併用に加え、乗車日や時間の変更もできません。Economyチケットの場合は、1度までなら無料で乗車日や時間の変更が可能で、手数料もかかりません。Baseチケットは変更などが最もしやすいチケットで、いつでも無料でチケットの変更ができます。また、電車の出発前にキャンセルした場合に限り、払い戻しも可能です（ただしその場合はキャンセル料がかかります）。

ミラノ発ボローニャ行きの車内サービスについて

イタロ社の電車には、「smart（スマート）」「Comfort（コンフォート）」「Prima（プリマ）」「Club Executive（クラブ・エグゼクティブ）」の4つのクラスが設けられています。すべてのクラスで、座り心地の良いコンフォートシート・無料Wi-Fi・コンセントを完備しているほか、ムービーカー・飲み物（温・冷）とスナックの自動販売機も利用可能です。乗客1名につき手荷物1個と大型手荷物2個までを持ち込めますが、手荷物は膝の上に乗るサイズに限られます。乗車時には手荷物を前の座席の下か頭上の棚に置いておきましょう。大型手荷物は90cm×70cm×30cm以下のものを持ち込むことができ、車内にある指定の荷物置き場に置いておきます。自転車の持ち込みも可能ですが大型手荷物とみなされるため、折りたたむか分解して（できればバッグに入れて）荷物用のコンパートメントに置くようにしましょう。また、ペットも一緒に乗車することができますが、体重10kg以下のペットについては、乗車中はキャリーケースに入れおく必要があります。大型犬の場合はペットチケットがあり、電車が混雑していない場合で、口輪とリードをつけていれば乗車可能です。ペットチケットの購入についてはカスタマーサービスに問い合わせましょう。なお、盲導犬の場合は追加料金やその他の制限は適用されません。お体が不自由で乗車時に特別な配慮が必要な場合には、カスタマーサービスに連絡を入れておきましょう。トレニタリア社のフレッチャロッサにも「スタンダード（Standard）」「プレミアム（Premium）」「ビジネス（Business）」「エグゼクティブ（Executive）」の4つのクラスがあります。座り心地のいいコンフォートシートに加え、無料Wi-Fiの利用が可能で、各座席にはコンセントとエンターテイメントポータル端末も完備。各車両にトイレとベビーベッドが設置されているなど、車内設備が充実しています。インターシティの場合、ファーストクラスとセカンドクラスの2つのクラスから選択可能です。また夜行電車では、快適な睡眠のための設備が整えられています。レジョナーレの場合はセカンドクラスのみです。トレニタリア社の電車では、荷物が指定のコンパートメントに収まり、通路にはみ出ることがなければ、持ち込める手荷物の量に制限はなく料金もかかりません。自転車は荷物とみなされるため、折りたたむか分解して、荷物と一緒にバッグに入れましょう。折りたためない自転車については、自転車用の特別なコンパートメントがある一部のレジョナーレでのみ持ち込みが許可されており、このサービスを利用するには少額ですが料金がかかります。ペットは、70×50×30cm以下のキャリーケースに入れておけば一緒に乗車が可能です。大型犬も口輪とリードをつければ乗車できますが有料となります。なお、盲導犬については乗車の制限はなく料金もかかりません。お身体が不自由で乗車時に特別な配慮が必要な場合は、出発の24時間前までにカスタマーサービスに連絡を入れておきましょう。

ミラノ発ボローニャ行きの格安チケットの購入方法について

格安チケットは様々な方法で購入できます。特に旅程や時間の融通が利く場合は選択肢が豊富です。イタロ社の電車の場合、日帰りの往復チケットを購入すると割引が適用されます。トレニタリア社の電車の場合は、土曜日の旅行ならtwo-for-oneチケットを利用しましょう。レジョナーレとインターシティでは、高速電車ほどのスピードで目的地に到着することはできませんが、最大で50％も旅費を節約できます。子供連れのグループには家族割引が、2～5人のグループには大人のグループ向けの割引が適用されるケースもあるでしょう。60歳以上のシニアや学生向けの割引サービスもあります。また、乗車日から数えて、早い時期に予約するほどお得な価格でチケットを購入できるでしょう。

ミラノ発ボローニャ行きの電車のチケット: 移動費を節約するための予約のタイミング