ヴィリニュスはリトアニアの首都であり、歴史的な建築物が数多く今も残っている都市です。旧市街がヴィリニュス歴史地区として世界遺産にも登録されており、多くの観光客が世界中から訪れています。
今回はヴィリニュスへの旅行を考えていらっしゃる方のために、費用やシーズン、おすすめのお土産などをご紹介いたします。
ヴィリニュスの基本情報
- ヴィリニュスはリトアニアの首都であり、かつてリトアニア大公国の王の居城が建造された歴史ある街です。同じバルト三国のラトビア、エストニアの首都と比べると落ち着いた雰囲気があるのがヴィリニュスの特徴です。
- ヴィリニュスでは主に公用語であるリトアニア語が幅広く話されています。観光客が訪れるようなレストランやホテル、お土産屋さんであれば英語を話せる人も多くいますが、ローカルの市場などではご年配の方を中心に英語が通じないこともよくあります。
- ヴィリニュスの面積は約401平方キロメートルです。東京都の面積が約2100平方キロメートルですので比較すると約4分の1の大きさです。
- ヴィリニュスの人口は約54万人です。東京都の人口が約1400万人ですので東京都と比較すると26分の1ほどの人口しかいません。そのため、人口密度はかなり低いと言えます。
- ヴィリニュスと日本の時差は通常時は7時間となり、日本の時刻から7時間マイナスしていただくとヴィリニュスの時刻となります。ヴィリニュスを含むリトアニアでは毎年3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までの期間をサマータイムとしており、その期間は日本との時差が6時間となり、通常期よりも時差が1時間縮まります。
- ヴィリニュスでは基本的にチップの習慣はないと考えていただいて大丈夫です。習慣はありませんが良いサービスを受けた際にはチップを渡すのは全く問題ありません。レストランでは基本的にテーブルでの会計となりますので、チップを支払いたいと思った場合は10%〜15%ほどを置いていくと良いでしょう。
ヴィリニュス旅行の費用について
ヴィリニュスと日本の物価を比較すると、だいたい半額ぐらいと感じることが多いでしょう。ヴィリニュスに限らずリトアニアは非常に物価が安い国ですので、買い物をして驚くこともあるでしょう。特にリトアニア人の方が訪れる市場やスーパーでの買い物や、市内の公共交通機関などはとても安いです。
主な観光地となる旧市街の飲食店は少し高くはなりますが、とはいっても日本円にすると一食500円〜1000円ほどで食べられます。
宿泊に関しては五つ星ホテルが2万円ほどで宿泊ができます。シーズンによっては1万5千円ほどで宿泊できるので、宿泊費も非常に安くすみます。四つ星ホテルであれば安ければ7千円ほどで宿泊できます。
一人で個人旅行やバックパッカーをされる方もたくさんいますので、ゲストハウスもヴィリニュスにはあります。ドミトリーであれば1500円ほどで宿泊ができ、しかも内装もとてもきれいな場所が多いです。
旅行のスタイルにもよりますが、ヴィリニュスを観光するだけであれば宿代プラス2千円〜3千円ほど見積もっておくと良いです。
ヴィリニュス観光のベストシーズンについて
ヴィリニュスには日本と同じように四季があります。ただし、日本と比較すると気温は年間を通して低めと考えていると良いでしょう。観光のベストシーズンは6月〜9月頃です。夏のヴィリニュスは太陽が沈む時刻が遅く夜の21時ごろに暗くなってきます。日照時間が長いので観光の時間も長くとれます。
冬のヴィリニュスはとても寒く、気温がマイナスになることもよくあります。晴れる日も少なく、どんよりとした天候が続き、日照時間もとても短くなります。そのため、観光シーズンとしてはあまりおすすめできません。
ヴィリニュスの交通について
ヴィリニュス市内の移動は路線バス、もしくはトロリーバスです。ヴィリニュスの観光地は基本的に旧市街付近に固まっていますので、その付近を観光するだけであれば公共交通機関を使う必要はあまりありません。駅へ行く時などに利用するぐらいでしょう。
空港からヴィリニュス市内への行き方
ヴィリニュス空港
ヴィリニュス空港はヴィリニュス市内からわずか3kmしか離れていないため、移動するのも非常に簡単です。路線バス、空港バス、鉄道を利用して市内まで移動ができます。
行き先によって何に乗るかを決めるとよいでしょう。ほとんどの旅行者の方は旧市街付近に宿泊先を用意することが多いですが、その場合は路線バスを利用するのが便利です。ヴィリニュス駅付近へ行くのであれば空港バスを利用すると良いです。
ヴィリニュスで買うおすすめのお土産
ニットのグッズ
リトアニアは非常に寒い国のため、冬になると厚手のニットを着る方が多くなります。リトアニアの伝統的な柄をいれたセーターやニットキャップなども販売されており、冬場だけでなくお土産屋さんでは1年中取り扱われています。とても分厚く暖かそうなニットで、しかも日本では珍しい柄のものも多いので、ぜひお気に入りのものを見つけてください。
蜂蜜酒
リトアニアの名産品でもある蜂蜜を使った蜂蜜のお酒「ミード」は、アルコール度数は30度以上ととても高いのですが、蜂蜜の甘さがとても優しく、非常に飲みやすいお酒です。小さいサイズのボトルのものが売られていますので、お土産にする時にはとてもおすすめです。
ヴィリニュスのおすすめ観光地
- 聖ペテロ・パウロ教会
- ヴィリニュス大学
- 聖アンナ教会
- 夜明けの門
- 十字架の丘
美しいヴィリニュスの街へ訪れよう
リトアニアの首都であるヴィリニュスは観光する場所は非常にコンパクトですが、歩いているだけでワクワクするような美しい街並みが特徴的な、とても素晴らしい都市です。
ヴィリニュスから日帰りで行けるシャウレイという街には、数え切れないほどの十字架が立つ「十字架の丘」と呼ばれる、とても有名な観光地もあります。そして、同じバルト三国のラトビアやエストニアへのアクセスもユーロライン(Eurolines)をはじめ、様々なバス会社が運行しているので、とても便利な街です。
Omioではヴィリニュスからそれぞれの都市、そして近隣諸国へ行く交通機関を簡単に検索でき、予算に合わせた便を予約できますので、ぜひヴィリニュスを旅行する際にはご利用ください。
