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SNCF(フランス国鉄)の目指すサービスの形は、「物腰柔らかく(Suave)、行き届いており(Niche)、上品で(Chic)、フランス的(France) 」。高い目標を掲げるSNCFはヨーロッパで最も歴史のある鉄道会社のひとつですが、テクノロジーでも欧州の鉄道産業をけん引する存在です。SNFCがフランス全土とその周辺地域に運行している高速鉄道TGVは、スピードと快適性、そして信頼性で世界屈指の高速鉄道として知られています。日本の新幹線に匹敵する高速鉄道サービスです。TGVに飛び乗れば、北のカレーから南のマルセイユ、さらにはスペインやドイツまで簡単に移動することができます。
さらにSNCFはカーボンニュートラルな旅の実現を目指しています。「CO2排出量を減らす=良い気分で旅を楽しめる人が増える」というわけです。
SNCFの高速鉄道TGVは快適さと信頼性で高い評価を得ています。出典:Pixabay
SNCFをはじめ、ヨーロッパの鉄道のチケット購入方法や乗り降りの仕方は日本と異なります。SNCFのチケット予約や乗り方に関する簡単な情報を以下にまとめました。
Omioアプリでチケットを予約すれば、出発間近に到着しても、自動券売機に並ぶことなく、モバイルチケットで乗車することができます。遅延情報なども即時にアップデートされるので、駅に行く前に確認することができます。ぜひお試しを!
SNCFは、数種の鉄道サービスを運行しています。まずは高速鉄道TGV。日本の新幹線に当たるもので、世界屈指のスピードと快適さ、そして信頼性で観光客のみならずビジネス利用客からも多くの支持を得ています。そして、2013年に運行を開始した格安新幹線ウィゴー(Ouigo)。こちらはTGVの車両と線路を使いスピードは落とさず、チケットの価格を半額以下にまで抑えた格安タイプです。TGVやOuigoを使えば、パリからマルセイユまで3時間ほどで移動することができます。さらに、フランスとスイスを結ぶ高速鉄道リリア(TGV Lyria)も運行しています。
そして、こうした高速鉄道が運行しない地域を、中距離路線アンテルシテ( Intercités)やTERがカバーしています。フランス北西部のブリタニア地方や、南部のプロバンスをのんびり旅行するには最適な交通網です。
せっかく旅行するなら、地球にも優しい交通手段で気持ちよく移動したいもの。鉄道旅行は、飛行機よりも環境に優しい選択肢。列車なら、飛行機で移動するよりも二酸化の排出量を80%以上抑えることができます。鉄道旅行は飛行機よりも時間がかかると思われがちですが、空港でのセキュリティチェックや空港までの移動を考えると、TGVなどの高速鉄道なら所要時間は飛行機とそれほど変わらないか、路線によってはむしろ早いくらいです。
より一層サステナビリティに配慮したライフスタイルが広まる中、ヨーロッパでは再び夜行列車に注目が集まっています。夜行列車を利用する一番大きなメリットは時間とお金の節約。夜のうちに目的地に移動できますし、ホテル代も節約できます。さらに、夜行列車なら飛行機で移動する際の手荷物制限を心配する必要もありません。
SNCFも夜行列車も運行しており、パリからニース、リヨン、マルセイユ間を寝ている間に快適に移動できます。ファーストクラスにはキャビン内に4人用簡易寝台、セカンドクラスには最大6人用の簡易寝台が設置してあります。プライバシーを確保したいなら、簡易寝台コンパートメントごと予約することも可能です。
夜行列車には、荷物を持ちこむこともできます。通常、下段ベッドの下やラック、コンパートメントの扉の上にも大きなスペースがあるので、そこに収納できます。パリからニースなどの一部のルートでは、自転車の持ち込みには少額の料金がかかる場合もあります。都市間を結ぶ夜行列車を利用することで、車内サービスを楽しみながら、1泊の宿泊費を節約し、旅行時間を有効に使うことができます。
SNCFは利用客のニーズに合った柔軟なサービスを目指し、さまざまなチケットタイプを提供しています。Omioで多彩なSNFCのチケットについての詳細を確認しましょう。ヨーロッパの他の鉄道運行会社と同じく、チケットは早めに予約するほど安くなります。Omioのアプリなら、チケット価格を比較・予約できるだけでなく、時刻表を確認したりチケットを保存したりと旅行の心強い味方になってくれます。アプリで早めに旅行の予定を立ててしまいましょう。
SNCFでは年間を通して利用できるグループ旅行向けの割引サービスがあります。一人旅の場合には、できるだけ早めにPrem'sチケットを予約してお得に利用するようにしましょう。
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南フランスの街、ニース 出典:Unsplash
最新テクノロジーを搭載しているTGVでも時に遅延することがあります。SNCFの列車が運休または30分以上遅延した場合、利用客は補償を受けることができます。この場合、お客様に代わりOmioが申請書類を提出し自動で補償申請を行います。
フランスで列車が遅延した場合の補償請求に関するルールは以下の通りです。
Omioを利用して、スムーズな遅延補償で旅行の安心を手に入れましょう。
SNCFの列車の主要な駅は、すべてフランス国内にあります。パリ北駅のほか、リヨン、マルセイユ、ボルドー、リールなどはもちろん、ジュネーブやミラノなどのフランス国外の都市への高速列車も運行しています。
路線 | 運行時間 | 本数 | 所要時間 | 料金 |
---|---|---|---|---|
パリ発リヨン行 | 5:50~22:00 | 1日20本 | 2時間 | 20€~ |
パリ発リール行 | 7:00~22:00 | 1日30本 | 1時間 | 25€~ |
リール発パリ行 | 5:50~21:20 | 1日20本 | 1時間 | 25€~ |
リヨン発パリ行 | 5:15~22:35 | 1日20本 | 2時間 | 20€~ |
パリ発ニース行 | 7:20~21:20 | 1日15本 | 2時間 | 21€~ |
パリ発トゥールーズ行 | 6:30~22:00 | 1日15本 | 5時間30分 | 29€~ |
トゥールーズ発パリ行 | 6:00~22:50 | 1日15本 | 5時間30分 | 35€~ |
ニース発パリ行 | 7:00~20:00 | 1日20本 | 6時間 | 28€~ |
パリ発マルセイユ行 | 6:00~21:30 | 1日30本 | 3時間20分 | 27€~ |
ボルドー発パリ行 | 5:00~20:30 | 1日30本 | 2時間50分 | 20€~ |
地域の鉄道(TER)のチケットやバスの利用も含めてのチケットを購入した場合は、紙のチケットではなく、予約番号がメールで送られてきます。
この予約番号があれば、フランス国内の駅に設置されている、黄色いSNCFのセルフサービス機でチケットを受け取ることができます。画面上で「File and electronic ticket collection」を選択し、「Collection with a file reference number」を選択するだけです。予約証明書に記載されている予約番号と購入者の氏名を入力しましょう。
なお、決済時に使用したクレジットカードが必要です。
Leisureチケット(一等・二等)の場合
チケットの変更および払い戻しは、出発日の31日前までは無料で行えますが、出発日の30日前~2日前までは5€の手数料がかかります。出発前日および当日になると手数料は15€に増加するので注意しましょう。変更の際は、変更前と変更後のチケットの差額を支払うことになります。列車が出発した後のチケットの変更・キャンセルはできません。
Proチケット(一等・二等)の場合
出発までは無料で変更・払い戻しが可能です。列車が出発した後は、出発時刻の2時間後までなら出発駅でチケットを変更できます。その際、変更前と変更後のチケットの差額を支払いましょう。
Prem'sチケットの場合
チケットの変更やキャンセルはできません。
Senior+/Jeune/Week-End/Enfant+カードを利用する場合:
チケットの変更・キャンセルは、出発日の3日前までは無料、出発日の前日と当日は手数料がかかります。列車が出発した後の変更・キャンセルはできません。
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