ヨーロッパの中でもとりわけ観光客が訪れている国フランス。首都であるパリが主な観光地として有名ですが、パリからフランス国鉄(SNCF)に乗車して1時間半ほどで到着できるレンヌもとても魅力がある街として、人気が出てきています。
今回はレンヌへの旅行を考えていらっしゃる方のために、費用やシーズン、おすすめのお土産などをご紹介いたします。
レンヌの基本情報
- レンヌはフランス西部に位置する街で、ブルターニュ地方の中心的な都市です。フランスを代表する世界遺産のモンサンミッシェルへの拠点となる街であり、多くの観光客が訪れています。
- レンヌでは主に公用語であるフランス語が幅広く話されています。しかし、観光地においては英語を話せる人が多くいますので、旅行中にフランス語が話せないことで困ることはほとんどないと考えていただいて大丈夫です。
- レンヌの面積は約50平方キロメートルです。東京23区の面積が約630平方キロメートルですので比較すると約12分の1の大きさです。
- レンヌの人口は約21万人です。東京都渋谷区が約24万人ですので渋谷区全体と同じぐらいの人口です。
- レンヌと日本の時差は通常時は8時間となり、日本の時刻から8時間マイナスしていただくとレンヌの時刻となります。レンヌを含むフランスでは毎年3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までの期間をサマータイムとしており、その期間は日本との時差が7時間となり、通常期よりも時差が1時間縮まります。
- レンヌでは基本的にチップの習慣は場所によると考えてください。レンヌに限らずフランス全土で言えることですが、レストランの食事などはサービス料が含まれているかどうかで判断すると良いでしょう。サービス料が含まれていない請求書がきた場合、10%〜15%ほどを上乗せして支払うと良いです。
レンヌ旅行の費用について
レンヌと日本の物価を比較すると、全体的に少し高いと感じることが多いでしょう。特に観光地にある飲食店などは高めの設定になっていることが多いです。その代わり観光地のお店は見晴らしの良い場所にあるという利点もあります。
レンヌは学生の街で多くの学生が生活しています。そのためレンヌで生活をしている人たちが利用するスーパーなどは日本より安く手に入るものも見つかります。例えば野菜や果物、チーズやワインなどは日本と比べると物によっては半額以下で購入できる場合もあり、節約をしたい方は宿泊先で自炊をするという方法をとれば、かなり安く済ませることができます。
宿泊に関しては大手の五つ星ホテルなどは3万円〜5万円、シーズンによってはそれ以上となる場合もあります。しかし、中級クラスのホテルも多くあり、1万円ほどで宿泊できるホテルを見つけることもそこまで難しくはありません。
一人で個人旅行やバックパッカーをされる方もたくさんいますので、ゲストハウスもレンヌにはあります。ただし、パリなどと比べるとゲストハウスの数は少ないため少し高額です。だいたい3千円程度はかかってしまいますが、シーズンオフであればもう少し安くすむかと思います。
旅行のスタイルにもよりますが、レンヌや周辺の観光地へたくさん訪れるようなスタイルの場合であれば1日2万5千円程度、節約をしながらということであれば1万円ほどから見積もると良いでしょう。
レンヌ観光のベストシーズンについて
レンヌには日本と同じように四季があります。季節によって景色が変わるため1年中楽しむことができます。観光のベストシーズンは6月〜9月頃です。夏のレンヌは太陽が沈む時刻が遅く、7月8月であれば22時頃に暗くなりますので、明るい時間帯での観光は非常にやりやすくなります。天気も晴れている日が比較的多いので、モンサンミッシェルに行きたい方などは夏場に訪れるのが良いでしょう。
しかし、この季節はどうしても他の観光客も多くなり、ホテル代や航空券代などがかなり高くなります。節約したい方は冬にレンヌを訪れると良いでしょう。冬のレンヌではクリスマスマーケットが開催されているので、美しいイルミネーションを見ることができます。
レンヌの交通について
レンヌでの移動は地下鉄がおすすめです。ただし、レンヌ自体あまり大きい都市ではなく観光地も集中していますので、宿泊場所によっては一切公共交通機関を利用することがない場合もあるでしょう。チケットの種類は非常にシンプルで1時間乗り放題チケット、1時間乗り放題チケットが10枚セットになったもの、1日券〜7日券とたくさんありますので、レンヌの滞在期間に応じて購入すると良いでしょう。
空港からレンヌ市内への行き方
シャルルドゴール空港
レンヌにはレンヌ・サンジャック空港という空港がありますが、あまり大きくなく便数も少ないので、レンヌを訪れたい場合はパリに降りてから鉄道で移動をするのがおすすめです。パリの空港のおすすめはシャルルドゴール空港です。シャルルドゴール空港からパリの中心部への移動方法はたくさんあります。
RERやフランス国鉄(SNCF)が空港から市内を結んでおりますので、目的地によって乗車する電車を変えると良いでしょう。
パリに到着後、モンパルナス駅へ行きレンヌ行きの電車に乗り換えれば早ければ1時間30分ほどでレンヌに到着できます。レンヌはあまり大きい都市ではありませんので、せっかくパリに訪れるのであればパリを観光してから移動するのがおすすめです。
レンヌで買うおすすめのお土産
塩バターキャラメル
レンヌがあるブルターニュ地方の定番お土産が塩バターキャラメルです。少しのしょっぱさとバターの風味が混ざったキャラメルは、非常に濃厚な味でバラマキ用のお土産として非常に便利です。スーパーなどで売っていますので、複数の種類を買ってみても良いでしょう。
パレ・ブルトン
パレ・ブルトンも塩バターキャラメルと同じくブルターニュ地方の定番お菓子です。こちらはバターがたっぷり入ったサブレで、ブルターニュ地方のいろいろな場所で購入できます。厚さがあるものがパレ・ブルトンで、薄いものはガレット・ブルトンヌという名前のものです。どちらも製法はよく似ていますので両方お土産にしても良いですね。
レンヌのおすすめ観光地
- レンヌ旧市街
- タボル公園
- 聖ピエール大聖堂
- リス・マーケット
- モンサンミッシェル
魅力的な街レンヌを楽しんでください
フランスの西部、ブルターニュ地方にあるレンヌは美しい建物が建ちならぶ、とても魅力がある都市で、たくさんの観光客が訪れています。
日本からはエールフランス航空がパリまで直行便を出しているため、パリまで行きパリを経由してからフランス国鉄(SNCF)に乗りレンヌへ行くのがおすすめです。
また、レンヌはフランスを代表する世界遺産モンサンミッシェルの拠点にもなる街ですので、モンサンミッシェルへ行く際にレンヌに宿泊すると良いでしょう。
Omioではレンヌからそれぞれの都市へ行く交通機関を簡単に検索でき、予算に合わせた便を予約できますので、ぜひレンヌを旅行する際にはご利用ください。
