デンマーク最大の都市であり、首都でもあるコペンハーゲン。デンマーク内における観光の主要都市でもあり、街は非常に美しく発展し洗練された雰囲気が漂っていることから、「北欧のパリ」と称されることもあります。
コペンハーゲンへの旅行を考えていらっしゃる方のために、費用やおすすめシーズン、訪れておきたい名所やおすすめのお土産など、コペンハーゲン観光の完全ガイドをまとめました。
日本からデンマークへは、エアチャイナ、KLM、エアフランス、フィンエアーなどが乗り継ぎ便を運航しています。所要時間は経由地によって異なりますが、15時間半から16時間です。
空港から首都コペンハーゲン中心部までは約8キロで、デンマーク国鉄でコペンハーゲン中央駅まで所要約15分とアクセスは比較的良好。バスも発着しており、こちらは10分おきに出発しています。
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コペンハーゲンと日本の物価を比較すると、日本よりもかなり割高と感じる場合がほとんどです。目安としては1.5倍〜2倍程度が普通の値段だと考えていてください。デンマークは税金も高いため、だいたいどこで食事をしても買い物をしても日本よりは高くなることが通常です。
特に観光客向けという訳ではない飲食店でのランチであれば2000円から、ディナーであれば5000円からというのも普通の金額です。これが観光地となるとさらに高くなります。物価の高さを表す際によく使われるマクドナルドのビッグマックでいえば、セットで1300円以上になったりします。スーパーで食材を購入すれば節約はできますが、それでも日本よりは高くなります。
宿泊に関しては大手の五つ星ホテルなどは5万円〜7万円ほどです。オフシーズンであれば3万円以下で宿泊できることもあります。中級クラスのホテルも多くあり、1万円ほどで宿泊できるホテルを見つけることもできますが、そもそも都市があまり大きくはないということもありますので、ヨーロッパの他の都市と比べるとホテルの数も少ないです。
一人で個人旅行やバックパッカーをされる方もたくさんいますので、ゲストハウスもコペンハーゲンの各地に複数あります。ゲストハウスのドミトリーであれば1泊3千円ほどで見つかることもありますので、物価は非常に高いのですが、宿泊先に関してはドミトリーを利用すれば他のヨーロッパ諸国と近い金額で見つけることもできます。
旅行のスタイルにもよりますが、コペンハーゲンや周辺の観光地へたくさん訪れるようなスタイルの場合であれば1日2万円前後、節約をしながらということであれば1万円ほどから見積もっておくと良いでしょう。
コペンハーゲンのオススメ観光シーズンは6月〜8月頃です。コペンハーゲンには日本同様に四季がありますが、年間を通して日本よりは気温が低くなります。夏の日照時間は非常に長く、夜22時になってやっと暗くなり、逆に冬の日照時間は短く昼15時ごろにはもう夕方の気配を感じるでしょう。
6月から8月のコペンハーゲンの気温は15度〜20度程度で非常に涼しく、日本の北海道をイメージしていただけると良いです。日本より湿度も低く、ジメジメしていませんのでとても観光に適したシーズンとなります。
コペンハーゲン市内の交通に関しては電車、バス、メトロがあります。料金は全て共通のゾーン制となっており、ゾーン内は一律料金、ゾーンが変わると遠くなるほど高くなります。
チケットに関しては1回券、24時間券、回数券など様々な種類があり、滞在日数や使用頻度にあわせて購入していただくと良いですが、美術館などに多く訪れたい方にはコペンハーゲンカードという入場が無料、または割引になるチケットも販売されています。ただ、コペンハーゲンの街はそこまで大きくありませんので、主要な観光地も徒歩でまわれる範囲にほとんどのものはあります。寒くない時期でしたら外を歩きながらの観光も快適ですので、季節によって交通機関を利用するかを決めてもよいかもしれません。
コペンハーゲン・カストラップ空港は市内の中心部までわずか8kmの距離にあります。交通手段としては鉄道、地下鉄、市バス、タクシーがあります。タクシーは高いですが、それ以外は全て同じ金額となっています。
鉄道ではコペンハーゲン中央駅まで所要時間は15分ほどです。地下鉄ではクリスチャンハウン駅とノアポート駅へ行くことができます。こちらの所要時間も15分ほどです。行き先によって鉄道課地下鉄か選びましょう。バスは渋滞の可能性があり、所要時間が鉄道や地下鉄と比べると倍ほどかかるので、あまりおすすめしません。
A.C.PERCH’sは、創業1835年のデンマーク王室御用達の紅茶専門店で、北欧最古の紅茶専門店です。北欧ではもともと有名だったのですが、近年日本でも通販で取り扱いをするお店が増えてきているようです。多くの種類の茶葉を扱っており、基本的には量り売りですが、お土産にはティーバッグのセットがおすすめです。
スカンジナビスクはデンマークで創業されたフレグランスのメーカーです。日本のセレクトショップでも販売されていることがあり、大変人気がある商品です。北欧の自然に囲まれた雰囲気を感じる匂いのものが多く、爽やかでリラックスできるものが多いです。ぜひ、発祥の地であるコペンハーゲンからのお土産にしてください。
コペンハーゲン市庁舎は赤茶色のレンガで造られた建物で、塔の高さは105.6mあります。入場は無料で平日は朝9時から中に入ることができます。塔の上から景色を見たい方は有料のツアーに参加すればのぼることもできます。
正面口から入り右手の方を見ると金と真ちゅうでできた美しい時計を目にします。こちらはイェンス・オルセンの時計で世界で一番正確な天文時計です。ホールの二階には10分ほどで終える簡単な結婚式を挙げることができる部屋があり、待合場所では多くのカップルが順番を待っています。
コペンハーゲンでもっとも賑やかな通りがストロイエ通りです。先ほど紹介したコペンハーゲン市庁舎の前にある広場が拠点となり、1.2kmほど続く歩行者天国の道で、観光で訪れた人は1度は必ず通る道でしょう。
日本でも人気のあるフライング・タイガーや、お土産屋さん、レストランの種類もカウンターで気軽に食べれる場所から持ち帰り専門店など豊富です。カジュアルなお店に加え、ロイヤルコペンハーゲン本店、ジョージジェンセン本店などデンマークが世界に誇る数々のブランドの店舗もあります。
大道芸人がパフォーマンスをしていたり、一日中賑やかな場所ですので、ぜひお買い物や食事などで訪れてみてください。
コペンハーゲンを紹介する際によく使用されているのがニューハウンという地区の写真です。カラフルな壁の家が横にずらっと並び、目の前には運河があり、多くの帆船が停泊しています。童話作家で有名なアンデルセンもこのニューハウンを愛し、実際に暮らしていた建物が今も残っています。
ニューハウンとは新しい街という意味があります。建物がカラフルな壁に塗られているのは、かつてこの場所で暮らしていた漁師たちが、漁から帰ってきた時に自分の家がすぐわかるようにするためだったと言われています。現在では観光客が多く訪れる場所となり、建物はレストランやカフェとして利用されています。
デンマークの童話作家アンデルセンの童話「人魚姫」をモチーフにした人魚姫の像はコペンハーゲンの観光名所として有名です。普段は岸から数メートル先の海上に建つ人魚姫の像ですが、干潮時には歩いて近くに行くこともできるようになっています。
人魚姫の像は非常に有名なコペンハーゲンの観光スポットなのですが、とても小さく、観光客の方は「これがあの人魚姫の像?」と、その小ささに驚く方も多いようです。小さい人魚姫の像を取り囲んで観光客が写真撮影をしている光景も名物となっています。
コペンハーゲンのチボリ公園は公園という名前がついてはいますが、観覧車やメリーゴーランド、ローラーコースターなどのアトラクションがあるテーマパークのような公園です。
チボリ公園内にあるアトラクションはレトロな雰囲気のものが非常に多く、おとぎ話の中に迷い込んだような気持ちになれます。それもそのはず、1843年に開園したこの公園にアンデルセンも訪れ、「ナイチンゲール」を思いついたのだとか。
園内にはアトラクションゾーンとは別に庭園も広がっています。四季折々の花が咲き乱れ、水車がまわる光景はとてもメルヘンチックで、散歩にオススメです。
コペンハーゲンには日本の北海道にある五稜郭のような、星型をしたカステレット要塞があります。コペンハーゲンの港からの敵の侵入を防ぐために造られた要塞で、1662年に完成しました。かつてはたくさんの砲台が並んでいましたが、現在では撤去されています。
カステレット要塞一帯はチャーチル公園と呼ばれています。これは、第二次世界大戦時、ナチスに占領されていたデンマークを救ってくれたイギリスの首相ウインストン・チャーチルの像があるからと言われています。チャーチルの像はトレードマークの葉巻をうっかり落としてしまい、それを探すために下向きになっているのが面白いです。
敵の侵入からコペンハーゲンを守るために建てられたカステレット要塞は、現在多くの市民の方が訪れ、憩いの場所として活用されています。敷地内には緑が広がり、教会や風車なども見ることができますので、ゆったりとした時間を過ごしたい時に訪れると良いでしょう。
コペンハーゲンのクリスチャンハウス地区にある救世主教会は1696年に完成しました。高さ90mの塔があり、塔は外から見ると螺旋状になっているのが特徴的です。螺旋状の理由は、この塔の中が螺旋状の階段になっていて、上まで登ることができるようになっているからです。
救世主教会はあまり知られていない穴場スポットなのですが、実はコペンハーゲンの美しい街並みを上から眺めることができる、とてもオススメの場所です。しばらくは建物の中の階段をあがっていくのですが、外に出てからも螺旋状にのぼっていくため、コペンハーゲンの街の風景を360度楽しむことができます。オレンジ色の屋根とカラフルな壁が多い景色は、とてもメルヘンチックです。
デンマーク王立図書館はデンマーク国立の図書館であり、そしてコペンハーゲン大学の図書館でもあります。北欧諸国の中では最大規模の図書館で、17世紀以降デンマークで印刷されたすべての書籍を収蔵しています。
図書館は旧館と新館がありますが、主に観光スポットとして知られているのは1999年にできた新館、ブラックダイアモンドと呼ばれる図書館です。黒色花崗岩を使用した壁は外から見ると黒く輝いているように見え、平行四辺形に角ばった外観からブラックダイアモンドという愛称で呼ばれるようになったそうです。
デンマークの首都でもあるコペンハーゲンは、デンマークでもっとも観光客が訪れる都市であり、非常に美しい自然と街並みが特徴的です。
童話の世界に紛れ込んだかのような、カラフルな家が並ぶニューハウンや、デンマークでもっとも有名な人魚姫の像もあります。また鉄道を利用すれば他の都市へのアクセスも簡単です。
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