ドレスデンはドイツの東部、チェコとの国境近くにあるザクセン州の州都であり、ドレスデン行政管区の中心都市です。
バロック建築の美しい建物が多いドレスデンは「エルベ川の真珠」とも称されており、たくさんの観光客が世界中から訪れています。
今回はドレスデンへの旅行を考えていらっしゃる方のために、費用やシーズン、おすすめのお土産などをご紹介いたします。
ドレスデンと日本の物価を比較すると、日本とは大きな差はあまりなく、ものによっては日本より安いと感じることもあるかと思います。観光地のレストランなどは他の飲食店と比べると少し割高にはなりますが、2千円〜3千円ほどで食事はできます。
野菜や果物、肉類などは基本的には量り売りとなっていますので、必要な分だけを購入できます。自炊ができる宿泊先に滞在するのであれば、スーパーで買い物をすると良いでしょう。日本では高く販売されているウインナーやワインなどもとても安く購入できます。
宿泊に関しては大手の五つ星ホテルなどは3万円ほどです。オフシーズンであれば3万円以下で宿泊できることもあります。中級クラスのホテルも多くあり、7千円ほどで宿泊できるホテルを見つけることもあまり難しくはありません。
一人で個人旅行やバックパッカーをされる方もたくさんいますので、ゲストハウスもドレスデンの各地に複数あります。ゲストハウスのドミトリーであれば1泊3千円以下で見つかることもあります。
旅行のスタイルにもよりますが、ドレスデンや周辺の観光地へたくさん訪れるようなスタイルの場合であれば1日1万5千円前後、節約をしながらということであれば5千円ほどから見積もっておくと良いでしょう。
ドレスデンのオススメ観光シーズンは5月〜9月頃です。ドレスデンには日本同様に四季があります。また、季節による気温の変化も日本とよく似ていますので、旅行時の服装は日本で着用しているものと変わらないと考えていただいて大丈夫です。ただし、ドレスデンの方が日本よりも少し気温が低い日が多いので、夏でも羽織りものは用意しておくと良いでしょう。
冬のドレスデンは雪も降り、日本と同様に寒い日が多くなりますが、ドイツといえばクリスマスマーケットがとても有名で、その季節は街中に可愛いマーケットが登場します。日本では味わうことができない本場のクリスマスマーケットの雰囲気を味わいたい方は、ぜひ11月終わりからクリスマス時期までのドレスデンを訪れてみてください。
ドレスデン市内の交通に関してはトラムを利用するのが最も便利です。ドレスデン市内のあちこちを結んでいるトラムは、乗車方法もととても簡単です。チケットは1回券、4回券、1日乗車券などさまざまありますので、ドレスデンに滞在する日数に合わせて購入すると良いでしょう。1回券は1時間乗り放題なのですが気をつけなければいけないのは片道券だということです。出発地から目的地まで行った場合、乗り換えが1時間以内だったとしても同じチケットで出発地の方向へ戻ることはできません。
トラム内にも券売機はありますが、こちらはとても簡易的なものでありドイツ語のみでしか案内がない場合がありますので、なるべく乗車前にチケットを購入してください。チケットは停留所に設置されている機械から購入できます。高額紙幣は入らない場合があるので小額紙幣、もしくはクレジットカードで支払うようにしましょう。
ドレスデン国際空港はドレスデンの中心部から北東約9kmの場所にあります。市内までの行き方は非常に簡単です。
もっともオススメの移動手段はドイツ鉄道(DB)が運行しているSバーンに乗車する方法です。空港ターミナルの地下に駅があり、ドレスデン中央駅までは約12分で到着できます。
ドレスデンはドイツで有名なお菓子バウムクーヘンの発祥の場所の一つと言われています。ミュンヘンで日本人にも人気のあるクロイツカムはドレスデンで創業したのが始まりです。ぜひ、ドレスデンで本場のバウムクーヘンをお試しください。
世界的にも有名なマイセンはドイツのブランドです。ドレスデンからマイセンは非常に近いため、ドレスデン市内でもマイセンのお店はいろいろなところにあります。マイセンはとても高級なのですが、ドレスデンにはマイセンのアウトレットショップがありますので、少し手頃な値段で購入ができます。
ドイツの東部を代表する観光都市ドレスデンは、かつて第二次世界大戦で街を破壊されてしまったという歴史から復興し、美しさを取り戻した街です。
ドレスデン城や、フラウエン教会など数々の魅力的な観光地があり、ドイツ各地へのアクセスもドイツ鉄道(DB)に乗車すれば非常に快適かつスピーディーに移動も可能です。
Omioではドレスデンからドイツ各都市へ行く交通機関を簡単に検索でき、予算に合わせた便を予約もできますので、ぜひドレスデンを旅行する際にはご活用ください。