スイス最大の都市でもあるチューリッヒは世界的にも有数の世界都市であり多くの国際機関や国際団体の本部が設置されています。
美しい教会や、博物館、美術館など様々なみどころもあり、自然に囲まれた非常に暮らしやすい街で、多くの観光客も訪れています。
今回はチューリッヒへの旅行を考えていらっしゃる方のために、費用やシーズン、おすすめのお土産などをご紹介いたします。
チューリッヒと日本の物価を比較すると、観光地だけでなく、全体的に高めと考えていただければと思います。チューリッヒは世界的にも有数の経済都市かつ観光都市であり、チューリッヒで働く人々の給与も一般的には日本よりかなり高くなっています。そのためチューリッヒの物価はスイス国内の他の都市と比較しても高くなっています。
旅行中毎日かかる費用である食費についてですと、スイスで唯一食費を抑える術は自炊になります。とはいえ、スーパーで食品を買うのも日本と比較すると基本的には高いと考えていてください。ファーストフード店でも1500円前後は当然のような価格設定となっていますので、それよりは自炊は節約できますが、スイス滞在中の食費を抑えることは難しいと考えておく方が良いでしょう。
宿泊に関しては大手の五つ星ホテルなどは5万円〜10万円、ハイシーズンであればそれ以上となる場合もあります。中級クラスで3万円ほどとなります。ホテルであれば1万円程度はかかると思っていてください。
一人で個人旅行やバックパッカーをされる方もたくさんいますので、ゲストハウスもチューリッヒにはあります。しかしゲストハウスのドミトリーといえど5千円以上が普通の値段です。予約のタイミングが遅いと、ドミトリーでも7千円〜1万円となる場合もあります。
旅行のスタイルにもよりますが、チューリッヒや周辺の観光地へたくさん訪れるようなスタイルの場合であれば1日3万円前後、節約をしながらということであれば1万円ほどから見積もっておくと良いでしょう。
チューリッヒには日本と同じように四季があります。自然の美しいチューリッヒの観光のベストシーズンは6月〜8月頃となります。日本の東京と比較すると年間を通して気温は低くなりますので、日本で着用している衣類にプラス1枚用意していると良いでしょう。
チューリッヒの冬は大変厳しい寒さであり、氷点下になる日も多くあります。10月の後半にもなると冬がはじまり、11月からは雪が降ることもあります。3月には少し寒さもましになってはきますが、それでも10度ほどまでしか気温があがりません。
費用面を考えるのであれば冬が安くなります。チューリッヒは自然も美しく雪景色も素晴らしいので寒さが平気であれば冬に訪れるのも良いでしょう。観光スポットも教会や美術館など屋内のものも多くありますので、ハイシーズンの夏より冬の方がゆっくりと楽しめるというのもあります。
チューリッヒ市内ではバス、トラム、トロリーバスなどが走っています。また、山へ向かう登山鉄道もあります。観光客が主に利用するのはトラムが多くなるでしょう。
スイス最大の都市であるチューリッヒには全長100km以上にも渡るトラムの路線が張り巡らされており、チューリッヒ市内のあらゆる観光地を訪れることができます。ほぼ10分以内の間隔で運行されているため、待ち時間もほとんどありません。
料金はゾーン制になっており、観光地はほぼ同じゾーンに含まれています。チケットの種類も複数あり、1時間有効な1回券、30分のみのショートディスタンス券、24時間乗り放題券、博物館や美術館への入場が割引になるチューリッヒカードなどがあります。
チューリッヒ市内へ最も近い空港がチューリッヒ空港です。チューリッヒ市の郊外クローテンにあることから、クローテン空港と呼ばれることもあります。
空港から市内へ行くにはスイス鉄道、もしくはトラムで行くことになります。まずスイス鉄道に関してですが、乗り場は到着ロビーから「Gare CFF」の表示に従って進んだ地下階にあり、チューリッヒ中央駅までおよそ12分で到着できます。続いてトラムになりますが、こちらは到着階から出た正面に乗り場があり、チューリッヒ中央駅までおよそ50分となります。
スイスの大手食品メーカーであるスイス・アルペン・ハーブ社は数多くの調味料を販売しており、その中でも特にお土産としてオススメなのがハーブソルトです。様々なハーブを調合された塩は、肉料理や魚料理、サラダにかけるだけでも一味違った楽しみ方をすることができます。入れ物もおしゃれですので、お土産にもとても最適です。
スイス発祥のスキンケアブランド、サリン・ドゥ・ベーのアイテムは塩鉱山として有名なスイスのセルデザルプの資源を活用しており、非常に人気が高いです。天然成分を多く含むオイルが肌に活力を与えてくれます。特にボディスクラブが有名で、少量を手に取り体をマッサージしてから洗い流すと柔らかい肌がよみがえります。
最初にご紹介するのはチューリッヒのシンボルとも言えるグロス・ミュンスター大聖堂です。グロス・ミュンスター大聖堂はロマネスク様式のプロテスタント教会で、チューリッヒ市内にある大きな4つの教会の1つです。
高くそびえ立つ2本の塔が特徴の教会で、内部には著名なスイス人のアーティストであるアウグスト・ジャコメッティが手がけたステンドグラスがあります。グロス・ミュンスターの2つの塔のうちカールの塔は一般に開放されており、有料でのぼることができます。187段の階段をのぼると、美しいチューリッヒの街を一望できるようになっています。
先ほど紹介したグロス・ミュンスター大聖堂のリマト川を挟んだ対岸にあるのがフラウミュンスターです。細長い青緑色のとんがり屋根が特徴のフラウミュンスターは、853年に女子修道院として建てられたものです。フラウとはドイツ語で女性を意味しています。
現在の建物はネオゴシック様式とロマネスク様式の部分もありますが、主にゴシック様式の教会です。入場は有料となっていますが、中には日本でも大変人気のあるアーティストのシャガールが手がけて、とても美しいステンドグラスがありますので、シャガールの作品が好きな方はぜひ入場していただきたい教会です。
数多くあるチューリッヒの教会の中でもっとも歴史が深い教会が聖ペーター教会です。すでに857年の文献には名前が登場する教会であり、建てられたのはそれよりももっと昔ということになります。
1534年に作られた時計塔によって聖ペーター教会は有名になりました。ヨーロッパ最大級の時計は文字盤が直径8.7mもあります。かつて、教会の塔は物見やぐらとしても使用されていました。
リートベルク美術館はヨーロッパ以外のアジアやアフリカ、アメリカ、オセアニアなどの美術品をコレクションし、展示している美術館です。
敷地面積およそ7万平方メートルもあるリーターパークという公園に囲まれたリートベルク美術館は1952年に開館しました。
ワーグナーが「緑豊かな丘の隠れ家」と呼ばれる小さな家を提供され、近くに住んでいたことでも知られています。美術館にはワーグナーが失恋をきっかけに仏教に傾倒したことにも関連性のあると言われる仏教コレクションもたくさん展示されています。
チューリッヒ市内にある一見お城のようにも見える建築物がスイス国立博物館です。スイス連邦成立50年を記念し1898年に建てられたスイス国立博物館には先史時代の出土品から近代のものまで、幅広い年代のものが展示されています。
常設展だけでなく定期的に企画やイベントなども行っており、ホールをパーティー用に貸し出しするなど、新しい取り組みを行っている博物館です。スイスの歴史と文化を知ることができる膨大なコレクションをぜひご覧になってください。
チューリッヒは世界的にも大都市として知られていますが、美しい森と湖がある自然に囲まれた素敵な都市です。
チューリッヒ市内にはグロスミュンスター大聖堂やシャガールのステンドグラスが有名なフラウミュンスター、そしてチューリッヒ湖やラインファルといった自然を体感できる場所も数多くあります。、有名な観光スポットもたくさんあります。スイス各地へのアクセスも鉄道に乗車すれば非常に快適にスピーディーに移動も可能です。
Omioではチューリッヒからスイス各都市へ行く交通機関を簡単に検索でき、予算に合わせた便を予約することもできますので、ぜひチューリッヒを旅行する際にはご活用ください。
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